
炙り鰤
@avryvry
2026年3月25日
高島太一を殺したい五人
石持浅海
読み終わった
高島太一に殺意を抱く5人が、高島太一の倒れている現場に居合わせるという、一風変わった設定の推理小説である。特異な導入ながらも物語は緻密に構築されており、まるでパズルを解くかのように論理的に展開されている。
その論理性は一貫しており、読者に対して誠実に手がかりが提示されるため、結末にしっかりと納得感がある。しかし、展開の筋道が明快であるがゆえに、どんでん返しというよりは、「自分の推理がはまる快感」を味わえるタイプの作品だと感じた。推理の魅力を、改めて実感させてくれる一作であると思う。
