
春野
@Haruno_65
2025年12月21日
ライ麦畑でつかまえて
ジェローム・デーヴィド・サリンジャー
読み終わった
借りてきた
独特なホールデンの語りに若干イライラしながら読んでいたはずなのに、読了後はその語りが恋しくなった。
回転木馬の場面がとても印象的だった。
妹のフィービーがホールデンを回転木馬に誘うけど、ホールデンは乗らなかった。回転木馬に乗っているのは小さな子供ばかりという描写から、回転木馬=子供の象徴だと考えると、ホールデンが回転木馬に乗ろうとしない(もしくは乗れない)のは、ホールデン自身が自分は子供のままではいられないことを自覚したからじゃないかな…
その後突然土砂降りの雨が振ってきて、ホールデンが1人だけ雨の中にとどまっている描写は、ホールデンが子供にも大人にも属せない状況を表していると思った。
この作品はホールデンの喪失を描いていてホールデンの理想からすればバッドエンドだと思う。タイトルの「The catcher in the rye(ライ麦畑でつかまえて)」はホールデンが「自分をライ麦畑でつかまえて欲しい」と思っているのを表しているのではないかなと思った。