
猿馬大咳
@sarubaaaaa
2026年3月25日
コズミック 世紀末探偵神話 新装版
清涼院流水
かつて読んだ
メフィスト賞という文学賞は、「究極のエンターティメント」を目指しているらしい。エンタメ……故に、面白さが求められるのだが、これは間違いなく面白さに全振りした問題作。
ある意味、最高のエンターティメントと言える。このアカウントを作って、真っ先に感想を言ってやろうと考えるくらいには、この作品は「面白い」。
この本は圧倒的に長い。それに尻込みして、敬遠される方も多かろう。が、しかし読んだ人間を魅了する魔力が至るところに詰められている。
一年で、一二〇〇の密室で一二〇〇人が死ぬ──こんなの、面白くないわけがないだろう。
探偵一人一人のディテールも巧みだ。いわゆるキャラ小説の類なのだけれど、どれも魅力的であり、梗概にも名が載っている「九十九十九」の名は、嫌でも覚えてしまう。
僕は、トリックそのものには納得しかねるけれど、それでも、読み返す価値を与えて、退屈させないような小説という点だけで見ても、あまりにこの本は超越している。
思わず僕も、俳句を詠んでしまいたくなるほどでした(笑)
↑まるで書評みたいだな、と思いながら見直している。偉そうに!