
yt
@yt
2026年3月26日
あなたが走ったことないような坂道
有賀未来
読み終わった
「あたしは雲なんか一つもない真っ青な空にそのまま落ちてしまいそうで、落ちてしまいたかった」(p13)
ある時期にしか書けない小説がある、って言ったら怒られるだろうか。
でもそれくらいの加速度。
「お互いのこと、何もわからないようで、全部理解できるような気も、した」(p51)
報道に触れるのがつらいとき、本を読むときの罪悪感。
人が死ぬのに慣れすぎてしまっている。
「国境はその真上に立っている人の身体を引き裂いていくから、それをどうにかこうにか一つにまとめようと必死で生きている人がこの世には何人もいて、あたしも、そのひとりなんだ、だから生きなければならなくて、それが可能であることを証明しなくちゃいけない、から」
わたしも、そのひとりなんだ。









