紫香楽 "クヌルプ(新潮文庫)" 2026年3月25日

紫香楽
紫香楽
@sgrk
2026年3月25日
クヌルプ(新潮文庫)
クヌルプ(新潮文庫)
ヘルマン・ヘッセ
再読。昔好きだった本。 今読むとクヌルプはわりとろくでもないやつで、責任を負い覚悟を決めるといったことのできないまま生涯を終えた人といった風なのだが、彼にとって責任を負い覚悟を決めるべきときや事物が訪れなかったということなのだろうとも思う。裏切られることから始まってしまったのも不幸なことだったのだろう。 そして最後に病院へ入ることもしなかったところに彼の流浪の旅は彼にとって選択すべき道であったのだろうと思う。 高校生のとき友人に勧められて読んだのだが、今は連絡先のわからないその子のことを思い出す。最後に会ったときに「これから旅に出る」と言って連絡を取れなくなってしまったのだが、今にして思うととてもクヌルプのような人だった。 今でもそのとき連絡先を求めすがるんだったと日々後悔し、その人を探しているのだが、クヌルプの二編目の友人のようにどちらにせよ結局はまたどこかで連絡を断たれたのだろうとも思う。 三編目でクヌルプが友人たちと再会した話を読み、自分もまたいつかその人に再会できたらと思った。 また会いたいよ〜〜〜〜〜っっっ😭😭😭
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