
紫香楽
@sgrk
久々に少し読み始めた。荻上チキと積読チャンネル好き。二次元オタク。本の趣味の合う方と知り合いたいのでReads,bsky共々お気軽にフォローください。
- 2026年6月17日
オリンピアデニス・ボック読み終わったやや合わなさもあったけど面白かった。 WWⅡでドイツからカナダに移り住んだ家族と、オリンピックにまつわる連作短編。 世界平和を目的に開催され続けるオリンピックと、爪痕を残し続ける戦争(特に世界大戦)というのは対照的でありながら統一感のあるテーマ。 ベルリンオリンピックに祖父母が選手として出場し、故郷へ栄光のイメージが強い父方の一族と、戦争によって祖父が死に、生き残った者も皆心身に消えない傷を負い故郷に陰と傷のイメージが強い母方の一族との対比も面白い。 歴史や地理に不勉強なため諸々描写から意図を察するのが難しい部分もあった。 主人公のドイツやドイツのもの、人への態度を見て、日本について「自虐史観」とかいう言葉を使い「自国を誇れなくなってしまう」と言う人たちが恐れているのはこういうことなのだなというのが少しわかった。(だから歴史的事実をねじまげていいとは全く思わないけど) 勉強不足を感じるので近現代史が分かったらもう一度読みたい。 - 2026年6月15日
月と六ペンスサマセット・モーム,William Somerset Maugham,金原瑞人読み終わったよかった〜 最後の医者がストリックランドの絵を目にしたシーンと、わたしが医者の家の絵に見入ってしまうところの描写がとてもよかった。 幸いゴーギャンがモデルと知った状態で読めたので、画風の説明はもちろんとして、最後小屋の壁にあった絵が「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」をモデルとしていることがイメージできてよかった。 モームは冷笑的なところがあるのでストルーヴェのことは本当に道化と思って描いていたのかなと思うのだけど、無神経さを補って余りある偉大な愛と優しさを持つ人だと思うのでせめてオランダでは幸せに暮らしていてほしい。 人間描写、人柄の描写がほんとにうまい - 2026年6月11日
- 2026年6月10日
ババヤガの夜王谷晶読み終わったおもろ〜〜〜〜〜 めっちゃいいシスターフッド小説だった。 でも最後悲しかったょ😢 そこは暴力に生きた因果応報っていうことなのかな〜 でも尚子はあの家に生まれた時点で逃れられないし、依子もああして巻き込まれた時点で逃れられない(けど巻き込まれた理由は喧嘩を買うという暴力をしたからなので… でも喧嘩は売る方が悪いし…) 200P弱なのも読みやすくていい。 二人が友人でも部下でも家族でもなにでもない関係になるのもすごくいいな〜と思った。シスターフッド好きだけど普通の友情とか恋人とか義家族とかだと自分的にはうーん…いいなとは思うけどなんかあんま刺さらないがち。 夫婦っぽい逃亡者の話を「尚子の母親かな」→「依子と柳かな?」と二回ミスリードさせるのもうまい。 フィジカルと腕っぷしがめちゃくちゃ強い女体主人公の話っていいな〜〜〜〜と思った。漫画だし途中までしか読めてないけどシュトヘルとかも好きだったな〜と思い出した。 最近は20年前とかよりかは多少〜〜ほんの少しマシになったとは言え創作物の女表象って大抵どれも全然自分に近しく感じられないしこうなりたいとも思えない。 それらに比べたらフィジカル最強女主人公は憧れられる存在だなと思った。 というかシンプルにムカつく男たちをフィジカル強女がぶっ飛ばす創作物って爽快だな〜と思った。 近々で言うと映画でスーパーガールがある(あれはフィジカル強いが可愛い子なのでまたジャンルは違うと思うが)ように海外作品には増えてきてるけど日本はまだ全然だと思うのでこういう作品バンバン増えて欲し〜 けどなかなかそういう日は遠そう。一部の人だけが頑張ってると思う。 (こういう話すると反ポリコレ系オタクがすぐ反論してくるのでめんどすぎる。客体化の意味もわからん人はすまんけど黙っててもろて…) 一部の人だけが頑張っており、その人たちに過剰な消費者の期待がかかってしまっているのが現状で、それがもどかしいよなあと思う。反ポリコレみたいな人らからの攻撃を受けるし、期待をかける消費者は「あれも描いて」「これの描写が間違ってる」とかやいのやいのするわけじゃん。 どうにかなってほしいものだけど、ともあれこの作品が受賞してこれだけ売れているというのは喜ばしく、希望のあることだなと思う。 - 2026年6月8日
コンビニ人間村田沙耶香読み終わった世界99が初読で、村田さん二冊目。短かったので読んでみた。 こっちの主人公も世界99に近い、自我の薄い、強烈な「これがやりたい!」「これは絶対やりたくない!」みたいなのがほぼない(珍しい)タイプのASD主人公だった。 周囲にいる人に影響され合い取り込み合って振る舞いが作られるところとかは世界99にも近く、この作品のそのへんの要素が煮詰められて世界99が描かれたのかな〜と思った。 ASDだな〜と思いながら読んだんだけど、「ASDだ」というラベリングがされてしまうと「ASDだから」という「正解」ができてしまい、「だからこの人はこうなのか〜」と読者が納得して終わってしまうから避けられているんだと思う。(実際ASDではあると思うけどこのタイプはASDの中でも珍しい方だと思うので「ASDはこうなんだ」とかは思ってほしくない) 世界99でもそうだけど「この人はこうなのはこうだからなんだ」という理由づけの必要なく普通でないことを受け入れてくれてもいいのにねといったことなのかな〜と思う。 私は「普通」の擬態ができず、したくもないし、あまりする気もないんだけど、村田さんの主人公はあまり我がないばかりに「普通の人たち」に囲まれていて大変そうだなと思うんだけど、結局私はああいう「普通」を当たり前に強制してくる人間が世の中に多数であることを知っていて、そうした多数の「普通」の人間たちとの関わりを絶って暮らしているだけなので、村田さんがこうして「あなたたちの思う『普通』ってなんなんですか? 『普通』じゃない人間は排除してるんですか? それっておかしくないですか?」というような小説を書いてくれているのは「普通」を当たり前にしている人々への啓蒙としては有り難いことだと思う。 定型の人にわかってもらいたい!みたいな気持ち自分はもう失ってしまった。分かって頂けないと社会構造とか色々変わらないから困るんですけどね。 ASD/ADHDの人間なんて昔からずっと10%くらいいるのに、未だに受け入れも想定もできてないし使いこなせてもない人間社会って未熟で非効率的でウケるな…って感じの認識だ、今は。 村田さんの小説は非定型主人公だけど定型にめちゃくちゃ迎合しようとするタイプだから大衆ウケしてるんだろうな〜と思う。 うーんそう思うとやっぱムカつくな… もうどうやっても定型の無知と傲慢と定型中心社会さには非定型としてムカついてしまう。 こういう線引きするのもダメだなとは思うんだけど、まあ最初に線引いてきてるのは定型の人たちだしな…… 私はコンビニ仕事も向いていないけど、私も三十代のふらふらしていて結婚する気も恋人もなく社会の「普通」の押し付けってうぜーなと思っている人間なので(世界99に比べると)身近な話で好きだった。 あと日本の「労働」というものの人格を捨てたただの部品を求める気持ち悪さを描いているところがいいと思う。クソ気持ち悪いよねと常々思っているので。 - 2026年6月5日
物語の役割小川洋子(小説家)読み終わった面白かった、結構物語というものの捉え方が自分と近くてよかった。 その上で、主題ではないので仕方ないのだが、現実の痛ましい事象を取り扱う手つきとしてはやや軽薄さが否めず(高校時代好きな作家だったため)少し残念だった。 私もまた自身の物語が大切で物語に救われてきた人間だからこそ、現実の事象を物語として語るとき現実の事象を尊重している態度をしっかり見せて欲しいと感じるのは、自分の物語を大切にしているというだけで「独りよがりの思い込みで現実を蔑ろにしている」と非難してくる人間が多いことを知っているからかも。 - 2026年6月5日
ハイパーたいくつ松田いりの読み終わった小説ジャンルとしては超現実系だと思うのだが、文体と主人公の特性、環境、状況があまりにもADHD/ASDすぎて他人ごととは思えなかった。 脳内多動としか形容のできない畳み掛けるような文章、常に付きまとう具合の悪さや朦朧とした感覚、異常な域の凡ミス、繰り返しまくる異常な度合いの遅刻、仕事のできなさから来る会社の人間との折り合いの悪さ、買い物依存による収入に見合わぬ量と値段の買い物、どれもすべてADHDの特徴だし身に覚えがありすぎる。 ストラテラを飲む前の私と言って差し支えない。ADHDの生活と脳内はほとんどこれが現実で、こういう思考や映像が一生脳内を渦巻いている。 私自身は服薬を始めてから脳内多動がおさまり生活も立て直しつつある(と言っても仕事は服薬したところでできていない)が、懐かしい気持ちになった。 特に笑える要素なかった。世的には笑えるらしいのでつらいですね。 - 2026年6月2日
郵便局チャールズ・ブコウスキー,都甲幸治読み終わった面白かった。 蟹工船的なプロレタリア文学なのかな〜と思いながら読んでたんだけど、後の解説でそれとは別と言われていたのでそうなのか〜。 確かに社会主義を理想とするために資本主義を批判しているわけではないよね。 現代でも資本主義を批判するのは社会主義を理想とするからではないと思うし、資本主義批判を社会主義賛美と捉えるのは問題のすり替えなように感じる。 言うて正規と非正規の分断のような、労働者内部での分断を生み出して連帯させないようにする構造とかはマルクスが恐れたところそのものなんじゃないのかな? とも思うが。 現代の労働者が問題にするようなところっていうのは正にブコウスキーの描くようなところなんだろうなと思う。 終盤では郵便局側は「差別的なことはしてない、してた場合は郵便局が悪い」的な文書を出してきたり、労働者側の人権とかに寄り添うような態度も取っているんだけど、そういうのもまあただのポーズだなあという向きが強い。 とは言え主人公のチナスキー側もかなり好き勝手してるんだけども。でも雇用側がむちゃくちゃするなら労働者側もむちゃくちゃするのは筋だと思うんだよね。 現代の日本の人間は雇用側からむちゃくちゃ言われても全部黙って聞くじゃん(多分要領のいい人は無茶言われてもしてるふりだけしてやってない)。 結論としては労働組合と、雇用側は労働者の味方ではなくいつでも可能な限りこき使おうとしてくる存在だという認識が必要だよね、ということだと思った。別に小説内ではそんなこと全然言われてないけど。 - 2026年5月30日
ハンチバック市川沙央読み終わった強い小説だった。 最近読んだ「続堕落論」で坂口安吾が、制度は網で人は網の目をすり抜ける、制度は人間に復讐される、網の目をすり抜けた人を掬うのが文学、といった話をしていたんだけど、正に網の目をすり抜けている人の話を描いた文学だと思う。 こうやってマイノリティが強く声を上げて、賞を取って権威を持って叫ばないと聞く耳も持たない社会でほんとムカつくよなという気持ちと、(私自身障害者ではありフルタイムで働けない人間ではあるのだが、言うてマジョリティとしてめちゃくちゃ健常に暮らしているため)こんな社会ですまねえという気持ち両方ある。 変えて行きてえよな……! 主人公は実際田中に失礼な向き合い方をしたわけで、そういう意味で田中に殺された結末は報いとも言えるのかもしれないが、人に失礼な態度を取って生き続けている健常者はたくさんいるし、最初に無礼な態度を向けたのは田中だし、主人公が死ぬ結末なのはやるせなかった…… そして田中の妹が風俗エンドというのも社会的弱者の輪廻みたいな…… 主人公の望んだのはこういうことだが?と突きつけるエンドであると共に、そんなものすら望むことも難しい主人公の対比が…… 四万字台でこれって強いな〜〜〜 すごいな〜〜〜 - 2026年5月19日
世界99 下村田沙耶香読み終わった下巻もひたすら人間、コミュニティの嫌いなところの煮凝りだった。 空子のような自分の意志のない人間でも「女の子」を加害から守りはするというのは結構意外だった。当時自分がいて欲しいと思ったような大人として振る舞うことで自身も癒される、というのはまあ確かに。 とにかく現代社会の問題をこれだけたくさん抽出して組み込んでいる力がすごいなと思った。 下巻や結末からすると人々は醜い感情を忌避し無知でいることを望む世界④を正しいものとして選んだわけだけど、その社会を選んでいたら政治は腐敗するがままでもっとヤバい貧困社会になってそう(ブラック企業が多く、大学を出た空子が自活するのもキツかったという描写や、女二人で暮らしててもキツいという描写があるので実際多くの人が生活するのも厳しい社会状況ではあるっぽい) そういう面で世界③の人たちが政治の話をあまりしていないのは違和感なんだけど、まあ政治の問題をどうこうする物語ではないから削ぎ落としたのかなという感じがする。 でも世界の構造を見せることが目的の話なら触れないのもどうなの? という気もしてうーん。いまいちなにが描きたい話なのかわからない。 私個人は世界③に該当する人間だと思うのだが、コミュニティというものが嫌いなので(コミュニティの嫌さは作品内にも描かれている通り)世界③のコミュニティに属してはいない。 確かに世界③の人は怒っている発言が目立つが、別に怒ってない論理的な発言もたくさんあるので白藤さんの「いつも正しさを目指して怒ってる」ばかりがフューチャーされた描かれ方なのはなんだかなあと思った。 全体的に様々な要素から見るに「今まで気にしてなかったけど(あるいは違和感は少しあったけど)、確かにこれっておかしいよね」という気づきをなにがしか読者が得られるように、というのを目的にした作品なのかなと思う。 まあそれらに気づく、出会うきっかけがなかった人にはいい作品になるのかなと思う。 自分的には「あ〜そういうやつね」という、既に知っている人間の嫌な振る舞いや反応の話がひたすらずっと続いたので、読んでいて不快なやりとりやシーンが多く、概ね同意もできず、うーん…… 現実の社会問題を社会問題と認識させずに物語として読ませるという意味ではいいのかもだけど、そういう人がじゃあこれを読んで理解するのか?と言うとどうなんだろうと思う。まあでもこの一冊ですべて分かれという話ではなく、きっかけとか、このあと他のものがきっかけになるためのとっかかりとか、そういうものになればいいのかなと思う。 人々は世界④に近いものを選んでいるけど別に世界④を完全にいいものとして描いてるわけでもないと感じて、でもじゃあ読者が「ラストにも繋がる世界④みたいな考え方って危険だしよくないな」と思わせる書き方でも別にないよなあという感じで、うーん。 結構自分が今まで関わってしまったヤバい人たちの中に空子や音のような人いて、その人たちを思い出してしまったのも微妙な感じだった。 結局普通に関わっているうちは空っぽなのかってなかなか判別がつかないから難しいんだよね。 判別方法としては、「この人自分に対して都合のいいこと言ってるな〜」と感じることなのかなと思う。あと「こういうこと他の人にも言ってるのかな」と感じるとき。1000%他の人にも言ってます。 深く関わりすぎてしまった場合は(結局自分のことしか考えてないため対等な関わりはできないので)縁を切る、あるいはめちゃくちゃ薄い付き合いに留めるのがいいと思う。 やっぱ世界③の、というか白藤さんのスタンスを無駄だと腐す感じなとこがかなり嫌いかも。 白藤さんも正しくないところがたくさんあるし、私は人間は正しく生きることがすべてではないと思っており、正しさの前に自分の中で優先順位をつけたほうがいいと思っていたり、サラーや汚染水飲むのはやめたほうがいいと思うし、そんなに白藤さんに共感してはないんだけども。私の考えは「正しさを目指す」ではなく「いい社会を目指(せる人は目指)した方が社会にとっていい」かな。 それでも社会問題扱ってはいるけど結局のところ冷笑系作家なんだな〜と感じてかなり嫌な感じだ。世界③的な振る舞いを腐すのは。 まあ世界③の嫌な面を描かないのも、それはそれで「結局作者が正しいと思っているのは世界③なんだな」という読み味になって他の世界の人が素直に読めない作品になってしまうんだとは思うんだけど。 でもそれを避けるためだけではないくらい腐す設定にしてるよね。 私自身世界③的なコミュニティ性が嫌いで(世界③に限らずコミュニティというものの生み出す問題自体が嫌いなのだが)コミュニティには属していないので、コミュニティ性の描写としてはとても説得力があるんだけども 上巻はかなり整った文章で読んでて引っかかるところもなかったんだけど、下巻はやや読んでいて引っかかる描写があったのが気になった。 それにしても独自設定でこれだけ高解像度に現代社会(に近似したもの)を描き出す力がとてもすごいなと思った。 人間について、もしかして常にこういう作風なんだろうか。 それなら当面読まなくていいかな…… かなり露悪的さだけを強調して描いていると思うので、「リアル!」と言う人が多そうなのも嫌だなあと思う。 悪い面だけがリアルだと思ってる人が喜びそう。 しかもそういう人は「こういう発言や考え方は差別的で良くなかったんだな」とは思わずに「やっぱ人間・社会ってこうだよな〜」で終わりそう。 仮想読者の存在を考えてムカついている。世界③の人すぎる。ムカつかなくて済むようなマシな世界になってくれ。 - 2026年5月18日
- 2026年4月25日
Fate/strange Fake(9)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わったFGOのコラボイベント間に合った!! 怒涛だ〜! 最終巻一冊前でこんだけ脱落者のいない聖杯戦争ってある!??!?!? コラボイベントやったら最終巻も出るんだろうなとおもうので、コラボイベントも最終巻も楽しみ!! - 2026年4月24日
- 2026年4月23日
Fate/strange Fake(7)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わった最後〜〜〜〜〜!?!?!?!! Fake……おもしろすぎる……っっっ 成田良悟すごすぎる ティアの存在もすごい - 2026年4月22日
Fate/strange Fake(6)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わったフラット〜〜〜〜!!!!😭😭😭 アニメでもびっくりして叫んじゃったけどやはり小説でもほんと悲しい…… でもなんか中身が生きて暴れとる!! 体に宿ってたとかかな? この先アニメでやってないとこなので楽しみ! - 2026年4月21日
Fate/strange Fake(5)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わった - 2026年4月20日
Fate/strange Fake(4)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わった - 2026年4月16日
Fate/strange Fake(3)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わった - 2026年4月15日
たったひとつの冴えたやりかたジェイムズ・ティプトリー・ジュニア,浅倉久志読み終わったおもしろかった! 表題作が有名でそれのみのほうを一度読み始めかけて、それからこっちが短編集(オムニバスストーリー?)だと知ってこっちで読み始めたんだけど、こっち読んでよかった。 同じ宇宙内での出来事の記録を図書館リファレンスサービスで紹介してもらって見る、という立て付けが楽しい。 はぐれ宇宙人との交流としての表題作ももちろんよいし、未知の宇宙種族との邂逅からごたごたが起きる「衝突」も表題作と対称的でよい。 「グッドナイト・スイートハーツ」は人間のみでの話でやや物足りないが、個人的にはラストの選択が面白く、暗黒街の話や恐らくイーアによって滅ぼされた星への言及なども前後の話との繋がりの示唆が楽しい。 個人的には「グッドナイト・スイートハーツ」の結末が、筆者自身(または女性)が現実には選ぶことが難しいことを小説の中に描き出すことで昇華、発散しているのかなと感じ、自分自身がそういう小説の書き方をしていたので共感を持った(勝手に)。 上記は読んでいたときの感想だが、解説で筆者の死の顛末を知り、よりなんとも言えない気持ちになった。 - 2026年4月9日
Fate/strange Fake(2)TYPE-MOON,成田良悟,森井しづき読み終わった面白い。 アニメではカットされたハンザの過去話があって嬉しい。 そういえば型月世界の十字軍はカトリック陣営とイスラム陣営で死徒を倒す戦いだったらしいので、そう考えると改めて狂信者ちゃんが死徒に召喚されてキレているのが味わい深い。 狂信者ちゃんクソ真面目で謙虚でかわいい。 ギルガメッシュの描写がうまくてすげえ〜〜〜
読み込み中...