
山口慎太朗
@shintaro_yamaguchi
2026年3月26日
百日紅(上)
杉浦日向子
読み終わった
時代的なものなのか杉浦さんの書き味なのか、両方なのだろうけど、主要人物たちのほとんどが欲望の操縦に長けたさっぱりした大人たちで、泥々としたものも常に隣にあるという事実を芯から受け入れている人々によるコミュニケーションの素直さは勇気をくれる。蝋燭の炎を分けてもらったような感覚。接吻したい相手とはちゃんと接吻をすることを目指し、しかし相手にとっても自分にとっても不快じゃなく下品にもならない、みたいなバランスは、お互いのことをよく見ることから生まれるんですね。そして「見ていない感じ」を出すことも忘れない。良い漫画すぎる。

