
ハルコ
@inu865
2026年3月26日

喫茶おじさん
原田ひ香
買った
読み終わった
早期退職で得た退職金を、喫茶店経営で溶かした無職の男性が主人公。それにバツイチ。
字面だけ見るとそばにいてほしくない人物像だけど、軽快な文章でひょうひょうと書かれていて愛着が湧く。そして「わかってない」ところが、ミョーにイラつかせるのもうまいな〜。
作中に出てくる喫茶店、コーヒーもフードもみんな美味しそう。カフェじゃなく喫茶店なのがいいよね。どのお店も生き残るために工夫をこらしているのが、主人公の観察からよーくわかる。
主人公の妻、亜希子。この人だけで一本小説が書けそうな強烈なキャラクターだった。
なぜ人は人生に一度は喫茶店をやってみたいと思うのか。客単価も低いし経営難しそうなのに。もちろん私も夢想したことがありますよ。
「これでいいのだ」というラスト。いずれ「これがいいのだ」に、なるに違いない。



