
ハルコ
@inu865
月に2冊を目安にマイペースに読書を楽しんでいます。
- 2026年6月24日
お金儲けしない経済学平賀緑読み終わったようやく読了。おもしろかった! お金儲けしない。つまり、金銭が発生しない、働きや共同体に注目し、それらを「食」と結びつけて、経済の仕組みを見直すための一冊。 ジュニア新書だけあってとてもわかりやすく、語りかけるような文章で、経済について無知な私でも読めました。 国が、株や投資といった、お金でお金を増やすマネーゲームを推奨していること。 その反面、減反政策をすすめたり、農業介護保育教育といった、生きていくために必要な職業への対策をないがしろにしていることに、強烈な違和感を覚えています。 果たしてそこでやりとりされる「金銭」は当価値でしょうか? そういった疑問に対しての回答も書いてある。 本書にあるような、食をつなぐためのコモン活動をするには、現代の社会人は忙しすぎる。 もう、いっぺん、一日最長6時間労働、週休完全3日制をどの業種にも強制し、空いた時間で、協力しあって農業やったりしたほうが、生活は、心は、豊かになるんじゃないの。 なんて思ったりしました。良書。読み込む。 - 2026年6月18日
兄の終い村井理子読み終わった疎遠になっていた親族が突然亡くなり、警察から連絡がくる。わりとある話だし、これからはもっと増えていくだろう。 書いてあること以外に色々あったことは想像できるけど、これはだいぶスムーズにコトが進んだほうだと思う。 亡くなると、その人のことは全てが想い出になる。 憎たらしい気持ちも、少しずつ、確実に、薄れていく。 遺された息子さんが新しい環境で育っているようでよかった。 あと、小説じゃなくて実話だったのね。 文章の切れ間切れ間に空き行があったのもそのためなのかな。 - 2026年6月15日
アンネの日記 増補新訂版アンネ・フランク,深町眞理子読みたい - 2026年6月12日
ババヤガの夜王谷晶読み終わった積んでたのを移動中に読了。おもしろかった〜! 暴力の描写がこれでもか! と続いて、とてつもなく痛そう。でも主人公がとても強くて負けないので読んでいられる。 終盤の展開、まんまと騙されました。すごい! ラストは美しくも切ない。ふたりの生き様に拍手したくなる。 - 2026年6月9日
- 2026年6月4日
食堂かたつむり小川糸読み終わった主人公・倫子は、東京のトルコ料理屋で働く25歳。恋人に財産全てを持ち去られたことをきっかけに故郷に戻る。そこで人生を振り返り、心とからだに響く料理を提供する「食堂かたつむり」を始める。 大人向けのお伽話のような世界観。でも田舎の密な人間関係は妙にリアル。 エッセイや他の作品でも、食、とくに「命をいただく」ことに対するこだわりを見せる小川糸さんらしく、野菜からなにから丸ごと味わうような文章は、読んでいておいしそうだった。 豚のエルメスの生き様が素晴らしいよね。 食べることは生きること。生かしてもらうこと。 - 2026年6月3日
正反対な君と僕 1阿賀沢紅茶読み終わった読み出したらとまらず8巻まで読んでしまった。 おもしろかった〜。主人公カップル以外もみんな愛おしい。 タイラズマは…どう、どうなるんですか!? 大学生編、ありませんか!!?? でも平の就活とかちょっと想像しただけでもお腹が痛くなりそうだわ。 - 2026年5月26日
奇妙でフシギな話ばかりブルース・コウヴィル,橋賢亀,金原瑞人読み終わったクスっと笑ってしまうようなエピソードから、ホラー、戦争のお話までバラエティに富んだ9つの短編集。どれもおもしろかった! 「首を脇に抱えて」 十五の国がずっと戦争をしているロズファー大陸。戦争が大嫌いな若者が処刑されて……? 「戦争反対は法律で禁じられていたし(略)すぐに城の地下牢送りになるからです」 など、胸に刺さる文章がたくさんあった。戦争嫌だよ〜。 「ぴっかぴかの部屋」 部屋をぴっかぴかにしてくれるブラウニー、うちにも来て欲しい! ふたりのやりとりが微笑ましい。 「星条旗----かつての栄光」 いまより数十年先の未来。厳格な管理社会の中で、自由を訴えるおじいさんと、その孫のお話。 「わたしが子どもだったとき、この布きれには意味があった。(略)自由の象徴だったんだ」 最後がつらい。国旗損壊罪の話題が上がっているいま読むと、より生々しい。 「美しい最期」 本当に美しいラスト。爽やかな読後感。 表紙、挿画もきれいで、手元に置いておきたい1冊。 - 2026年5月16日
- 2026年5月14日
献灯使多和田葉子気になる - 2026年5月12日
財布は踊る原田ひ香読み終わった買ったコミカルな表紙イラストのイメージをいい意味で裏切られた。がっつり貧困の話だった。 ハワイ旅行とヴィトンの財布のためにコツコツ節約に励むみづき。念願叶って、どちらも果たすことができたけれど……。 ヴィトンの長財布をキーアイテムに、お金に翻弄される人々の様子を描いた連作。 マネーリテラシーが低いほうですが、 ・白い紙に名前を書かない。 ・保証人にならない。 ・リボ払いは絶対にしない。 これだけはわかってますよ。 清貧、なんて言葉はもはや死語。未来に希望を抱けない現代。お金の貧しさは心の貧しさに直結する。 奨学金の話が特に胸に刺さった。未来のためにしたまっとうな借金が、未来を蝕むことなんて、あってはならないよなぁ。 「うちの読者は確かに低所得であがいている若者かもしれないけど、詐欺師じゃない。皆、真面目にまっとうに働いている人間だ。それをこういう道(転売)に引きずり込むようなことを匂わせでも書いてほしくない。それだけは絶対に許さない。」(p214l3) ここ、じーん、ときた。 - 2026年5月10日
- 2026年5月10日
お金儲けしない経済学平賀緑 - 2026年5月9日
太陽諸島多和田葉子読み終わった面白かった〜。 いろいろと自分の知識不足で読み込めないところはあれど、船旅をゆらゆらと味わえた。そして旅は続く。 国とは、言葉とは、ふるさととは。 自分の居場所とは。 世界情勢が非常にゆらいでいる今だからこそのめりこめた。迷いながら揺れながら、Hirukoがたどり着いた答えが素敵だった。 あとクヌートとHirukoのハチミツのシーンはドキドキした! - 2026年5月6日
- 2026年5月6日
- 2026年5月6日
家守綺譚梨木香歩読み終わった梨木香歩の文章が読みたくなって購入。 明治末期〜くらいの時代。早世した友人の家を守りつつ、売れない文筆家として生活する主人公の周りで起きる、ちょっと不思議なお話たち。 なんとなくとぼけた雰囲気のある主人公の優しさがとてもいい。あらゆるものに対しての視線がフラットで、そりゃ花も犬も隣のおかみさんも狸も河童も気を許すよね。 最後も爽快でした。 - 2026年5月6日
あしあと ちばてつや追想短編集ちばてつや読み終わった最近、Xでプロモツイートが流れてくるので、本棚から引っ張り出して再読。 編集者にじゃれついてガラス窓に頭からつっこみ、麻酔が切れても手術を続けたエピソード、痛そうすぎる。何度読んでも、身に覚えのない古傷が痛む。 - 2026年5月2日
- 2026年4月25日
こわれた腕環アーシュラ・K.ル=グウィン,清水真砂子読み終わった再読。ゲドが登場してからの展開が怒涛のよう。 大巫女として墓所に囚われていたテナーが、墓所あるものを求めてきたゲドに出会い、彼と手を取り合ってそこを出る。 出てからの、自由への戸惑いや重さに耐えられなくなりそうな描写も素晴らしい。 「自由は、それを担おうとする者にとって、実に重い荷物である」 洞窟という腹から産まれ直したテナーは、もうそこへは引き返せない。ただただ生きていくしかない。 4巻でのふたりを思うと、このゲドに生命を教えたのがテナーなんだよな〜。と感慨深くもある。 ゆっくりじっくり「火あかり」まで読み進めます。
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