
昼寝ねこ
@hiruneko
2026年3月26日

夏のくじら (文春文庫)
大崎梢
かつて読んだ
高知の「よさこい踊り」の物語。東京の進学校から高知大学に入学した篤史は従兄弟の多郎に誘われて新設の鯨井町チームに参加する。高知は祖父母や従兄弟たちの暮らす町だ。篤史は四年前にも「よさこい」で踊った経験があり、そこで出会った年上の女性を忘れられずにいた。初めはシブシブの参加だったが、しだいに「よさこい」の熱気と渦に巻き込まれていく。踊り手の努力や後方スタッフの苦労も描写され一緒に祭りに参加しているような気持ちになれる。ラストは疾走感のある展開が爽やかで心地よい。本場高知の「よさこい」にぜひ行ってみたい。
「よさこい踊り」は元々は高知ローカルの踊りだったが、今では全国に広がって札幌や東京など各地で大きな大会が開かれるまでになっている。私もいくつかの大会に行ったが、見事な群舞は本当に見応えがあった。上手いチームの踊りはマジで凄いとしか言いようがない。私は実際に踊ったわけではないが、チームに参加して「よさこい」の虜になるのもわかる気がする。

