トロ "コンビニ人間" 2026年3月26日

トロ
トロ
@tontrochan
2026年3月26日
コンビニ人間
コンビニ人間
村田沙耶香
たまに行くカフェに置いてあったので、一気読みしました。なんとなく、コンビニで働く主人公のハートフルな日常でも書いてるのかと思って読んだら、めちゃくちゃグロかったです。 これは『普通とは何なのか』を、安直に問う話ではないと思います。社会の暗黙が強いる無形のルールがあって、太古から続く男女の役割を現代社会人の下地にしている。白羽という男が現れてから主人公・恵子の物語は掻き乱される訳ですが、こいつが社会の歯車から外れた上に現代人の歪みを煮詰めた劇薬のような役割だったと思います。「処女でも中古ですよ、薄汚い」という台詞が、なかなかのパワーワードでした。恵子が共感性が欠如しているので、読者をイライラさせるような、そんな巧みな心理描写を植え付けられる。 ラストシーンは、ハッピーエンドかメリーバッドエンドか、個人によって分かれそうですね。私的にはハッピーエンドだと思いました。読後感は気持ち悪いですけど、嫌いではないです。気持ち悪いですけど。
コンビニ人間
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved