ジクロロ "ラカンによるレヴィナス 他者..." 2026年3月26日

ジクロロ
ジクロロ
@jirowcrew
2026年3月26日
ラカンによるレヴィナス 他者と死者 (文春文庫 う 19-12)
だから、私はこの「まえがき」において、本書の全体像を予告することができない。もし、「まえがき」を書きつつある私が、本書の「あとがき」を書くときと、学術的な準位において同一人物であるとしたら、おそらくこの本には書かれる意味がない。 (p.13) 読みはじめる前の自分と 読み終わったあとの自分。 いつも、別人であることを願う。 本を手にとるときは、少なからず そういった希望を抱いている。 その過程において、何も感じられないのであれば、そこに時間は流れていない。ただ文字だけが、 空間として広がっているだけの状態。 何かを感じるならば、感じているその自分は もとの自分の皮膚が外殻となりつつあり、 かさかさとむず痒く思うならば、その抜け殻は 愛すべき過去となっている。 願わくば、その抜け殻のポーズが、 振り返りたくないほどのダサさであることを。 "I'm a fuckin' walkin' paradox —No I'm not" (『Yonkers』 Tyler, The Creator)
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