
ぱるすぴこ
@k0711062
2025年6月10日
春琴抄(1)
谷崎潤一郎
読み終わった
良家に生まれ容姿に恵まれ、芸能の才も秀でたお嬢様の春琴
周りからも持て囃され、特別であることを若くして自覚する
そんな春琴が9歳の頃、不幸にも突然失明してしまう
このことがきっかけで才覚していた舞踊を辞めるのだった
三味線に心血を注ぎ、才能はここでも如何なく発揮される
同じ頃、佐助という春琴より4つ年上の青年が世話役に就く
佐助は盲目となった春琴に異常なほど献身的に尽くし続ける
そしてある事件を経て佐助の視覚は閉ざされることに、、
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愛の究極最終形のうちの一つを見たという印象
視えないことで幸せの新境地を開けた佐助はすごいと思うけど、呪いとも宗教的とも思わせられるし結構狂気的
佐助視点の一人称語りでも読んでみたかった(それはそれで怖い)
慣れない文体(句読点や改行が無さすぎ)に苦しんだけど、ナオコーラが解説だったのが嬉しくていい読後感だった