
きん
@paraboots
2026年3月26日
推し、燃ゆ
宇佐見りん
読み終わった
鮮烈、だった。
推し、燃ゆが出版された当初、若い新人作家がとかなんとか騒がれて話題になっていたかと思う。話題になればなるほど、なんとなく興が逸れるタチなので読まずにいた。
芥川賞受賞からもうすでに5年が経った今読んでみても色鮮やかな文章は、まさに鮮烈だった。
書かれる内容に対して、わかるわからないと分断されるように感じるが、個人的には本書を読むうち、若い経験の浅い思春期の頃の情熱やら危うさやら真っ直ぐな感情が、ときに赤く発熱し、暴走し、また破滅的に自らを破壊してゆく様をまざまざと見せられている気がした。
若さゆえ自身のあやうさを支えるものを必要とし、それにすがり依存する様は、ぼく自身の思春期の頃を思い出させる。
〜p.62
何より、推しを推すとき、あたしというすべてを懸けてのめり込むとき、一方的ではあるけれどあたしはいつになく満ち足りている。









