
ルイス
@lou2s
2026年3月27日
暁星
湊かなえ
読み終わった
前半ノンフィクション、後半フィクションという構成。宗教、権力、愛、家族をテーマに、二人の主人公が語り手となることで、事実が立体的に浮かび上がる。気づけば物語の深みにどっぷりはまっていた。
前半・後半それぞれの終章は短いながらも、散りばめられた断片を静かに手繰り寄せ、自然と受け入れられる幕引きだった。
『金星』を読んだ後、改めて
「俺はただ、星を守りたかっただけ。」
「星はあたたかな物語を紡ぎ、迷える者たちの視線の先にそれを照らす。見つけた者たちの心に灯りをともす。生きろ、と力強く語りかける。」
この言葉に戻ると、胸が締め付けられた。さすが、暁生くん流の半分こ。
作中で触れられていた江戸川乱歩『黒蜥蜴』も、気になって仕方がない。
一読では絶対もったいない。時間を作って、もう一度読み直したい。ただただ、脱帽。



