めとべる "数学する身体(新潮文庫)" 2026年3月27日

数学する身体(新潮文庫)
2周した結果、無性に数学をやりたくなった。 数学の歴史を前半で語り、岡潔について後半で語るスタイル。 前半は数と数学について哲学的かつ歴史的に語りながらも、理系を喜ばせる内容が詰め込まれていた。 後半は岡潔の生き方を通じて、仏教や松尾芭蕉の句といった文化的な目線から、数学との向き合い方をまざまざと見せつけてきた。特に「情緒」についての考え方は、数学だけでなくあらゆる学問・芸能にも言えないだろうかとさえ思った。 私の中の「数学観という地面」が崩れる感覚を覚えた。落下した先に見えたのは、数学✕人文学の学問的視点での融合であった。 文理を問わず、読んでほしい一冊。
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