
amy
@note_1581
2026年3月28日
なぜ日本文学は英米で人気があるのか
鴻巣友季子
読み終わった
感想
柚木麻子さんの『Butter』、王谷晶さんの『ババヤガの夜』でダガー賞の翻訳部門にノミネート、のち王谷さんが受賞となったあたりから翻訳系の出版関係の人たちが日本のおもに女性作家がよく読まれているというのを聞いて「なんで!?」と思っていたらまんまのタイトルの本が出版された
読んでいくと日本の小説が翻訳、出版される歴史やきっかけとなった要因などが細かに解説される
それにあたり翻訳されている小説が挙げられるのだが「この作品も?」というものがたくさんあり、片っ端から読みたくなってくるからだめだ
本に関する本というのはたいてい読みたい本が増えて、どうしよう…となる、いつものこと。
そのなかで英語圏とそのほかの言語のパワー関係なども解説されており、日本で海外の翻訳小説をよく見るけどそれはこういうことかあと翻訳文化の土壌を認識したりとその点も興味深かった
鴻巣さんが翻訳とは批評と言っていたことも、そのテクストと内容を読み、原典の文化と翻訳する側の文化を照らし合わせて、最適な言葉でつづる。そういう行為はたしかに批評だ。
また謝辞の部分でこの情勢の中で翻訳文学を読むということは排外主義への抗いだという鴻巣さんの言葉がとても心強く、またブームであることに希望が持てた



