くりこ "生きることでなぜ、たましいの..." 2026年3月28日

くりこ
くりこ
@kurikomone
2026年3月28日
生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか
読み終わった。とても良い本だった。すごくベタなこと言うけど、やっぱり傷ついたことへの最大の薬は、カウンセリングや薬でもなく、人との繋がりだと改めて思う。 ルワンダでは、西洋でとらえられている直線的時間ではなく、円環的時間が人々の間で共有されているため、未来をよくすることにより、過去が癒されると考える。「自分の代は癒されないけど子供、孫の代はよくなってほしい」という思いは、もしかしたら東日本大震災の原発事故に見舞われた人にもあるかもしれない。終わりの見えない福島原発の処理を考えると、原発避難民たちが本当の意味で癒されるとはどういう事だろう。 - 先の大戦のあとに、「円環的時間」を私たちが持っていたら、現在進行形で進んでいる戦争は起こらなかったんじゃないだろうか。命のバトンを渡しあうという感覚が世代を超えた相互互助をもたらしている。 トラウマを癒しあうために「祈り」が重要視されているという事、また、自分を攻撃してきた人に対しても「祈る」という事が興味深かった。キング牧師が、自分にヘイトを向けてくる白人へ非暴力を貫くために「汝の敵を愛せよ」という説教をしたことを思い出す。 未来をよくするためには、自分にヘイトを向けてくるような人とも和解してコミュニティを形成しなければならない。その間、自分が憎しみの感情でつぶれてしまわないよう、また相手に暴力を振るわないためには、人知を超えた超越的なものが必要になるのだと思う。
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