
Lusna
@Estrella
2026年3月28日

読み終わった
借りてきた
「国境を越えて友情をはぐくまなければ、戦争の本当の愚かさなどわからないのかもしれない。味方が死んだ、家族が死んだ、あの国に攻撃された、そうした次元で戦争をとらえる限り、戦争は人によっては「必要悪」であり、あるいは二度と降りかかってほしくない天災のようなものにとどまってしまうのではないか。国籍や民族という違いを超えて人と人が信頼しあえたとき、初めて人は戦争について「私たちは何をしているのか」という、根本的な問いに辿り着けるのではないか。」
第二次世界大戦下で激戦地だった南洋で、飢えに苦しみ亡くなった兵士、食糧確保のために虐殺されそうになった島民。食糧を島民から奪う日本兵、傷病者の食事を奪う軍医、畑の芋を盗もうとした為に少年兵に射殺される兵士。いったい何のための戦争なのか。犬死も犬死。愛する夫や父や息子のこのような最期を遺族が知ったら何と思うのか。戦争は惨めだ。人間を変える。
「人を殺すためだけの道具を手に南の島に送られて、土地の生活や食の知識も持たないまま、飢えの果てに毒カタツムリを食べて、戦う前に死んでいった兵隊たち。ジャングル生活を生き抜く中で、久保少年は、鉄砲の無力と、戦争の無意味を強く感じたに違いない。」





