
気過熱
@mar21_y26
2026年3月28日
撮ってはいけない家
矢樹純
読み終わった
ネタバレあり
推理小説やホラー小説は設定や落ちを優先する代わりに地の文章と登場人物の扱いが酷い傾向がある。
要は文書を書くことに興味があるわけではなく、ネタを披露したいからだと思う。
この本もそういう本で、文書の酷さと無機質な人物の関係性の見えない会話が苦痛だった。
男性である阿南の前ではやたら怒り精神をコントロールできない女性主人公の杉田は好きな男の前ではわがままな人間であることを表現しているのかもしれない。
でも私からすれば初対面の人間なのでそういう人なのだとは断定できない。それなので過去の出来事を書いたりするものだがそれはなかった。
大学からの関係である男性の先輩の小隈に対する妙に厚い壁があるのも不可解で、小隈のお子さんの面倒を見ることもある関係なのにずっと緊張感が漂っていた。
人に興味がないのだろうな。
おそらく語彙の数も少ない。
突発的なことが起きれば「弾けるように〜」と書くし、表現できないものを書くときは肝が冷えるとかおぞましいなどと書いているが、私は全くそのようには感じなかった。
そのため起伏のあるシーンでもいつものリズムになってしまうので終始退屈だった。
基本的にテンプレートの文書なので100頁くらいは削れたと思うし、知っておくべき内容もなかった。
流石に最後の20頁は面白かった...と言うべきかそんなの当たり前というのか難しいが、この作者の小説はもう読まない。
12歳の子どもと自分が宿った女性の子宮を壊すしか能のない鬼など男性の成人である私からすればただの雑魚である。しょうもない話だった。
