はなを "タタール人の砂漠" 2026年3月28日

はなを
はなを
@873noreads_
2026年3月28日
タタール人の砂漠
タタール人の砂漠
ブッツァーティ,
ディーノ・ブッツァーティ,
脇功
半分くらいまで非常に退屈で、一体これは何を読んでいるんだろうと思っていた。(読み終えるのに3ヶ月くらいかかってしまった)途中で一つ二つ事件が起きるけれども、どちらも主人公には関係がない。もしかしたら主人公が当事者だったかもしれないが、彼はそれを選ばなかった。 随所随所で、(砦への)期待を捨てきれず、タイミングを逃して他者とすれ違う姿がどうにもリアルで、うわ人生みたいと感じる。時間が遁走していく感覚、その遁走を多少緩めるには自分で何かを掴もうと動くしかない。 流刑地のような職場から抜け出すタイミングを逃し続ける主人公。最後の展開は気の毒に思う。でもそれが起きてしまうのもまた人生なんだなあと思う。恐ろしいことだ。
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