タタール人の砂漠
258件の記録
えんぶん@enbun_da2026年2月20日読み終わった時間の遁走。単調な日々、慣れ親しんだ習慣、逸脱を恐れてチャンスを掴まないこと。無限に感じていたものはいつの間にか手をすり抜けてゆく。恐ろしいけど普遍的な人生の一編だった。
花蝶@hana-choh2026年2月15日読みたいずっと以前に何気にジャケ買い気分で買って積読でした。 その後何故だかじわじわ人気が出てきた作品。あまり動きもないけど面白いと。また、手遅れになる前に読んで欲しいとの書評がありました。そろそろ読んだ方が良さそうですね。





ゆらゆら@yuurayurari2026年2月15日読み終わった敵襲の到来が一筋の希望という、ある砦の任務についた若き将校の単調な日々。気がついたら《時の遁走》にのみこまれている人生で、もう若くなく、最後に残った希望が《死の想念》というのは、この年齢で読んだからか、何となくわかる気がした。ブッツァーティの原風景とも言えそうなドロミテ・アルプス、いつか見てみたいな。
- 糸太@itota-tboyt52026年2月15日読み終わった思い当たる節がありすぎる。でもその共感はけっして、こんなコトあるよなあ、といった体験に基づくものではない。 主人公ドローゴの置かれているのは、現実ではちょっと考えにくいシチュエーションである。なのに、あまりに自然に共感してしまうのは、ドローゴがこの環境下で選んでしまう、後ろ向きな決断の一つひとつが、自分もたしかにそんな風にしちゃうかも、と素直に思えてしまうからだ。 理屈では説明できない不可思議な心の動き。誰とも分かち合ったことがないのに、見事に言い当ててくる。これが、とくに大きな展開もないストーリーを通じてなのだから、ただただ驚く。 でも、時の遁走が止まった後の心象は、まだ私の感覚には遠いものだった。いつか分かるのかな。きっと分かるんだろうな。そんな予感を抱いてしまうほどに、私にとっては説得力を持つ小説だった。

まと@limbus_992026年2月10日読み終わった某SNSで『手遅れになる前に読んでほしい』と、なんとも気になるメッセージと共に紹介されていた本。 読了して言えることは、手遅れになる前に読んでほしい!!!ということだけ…… ものすごく楽しい話ではない。むしろ全然楽しくない。何も起こらない。それがすごく重い。笑っしまうくらい重い。そして全然笑ってる場合ではない。いつか読もうではだめです。今読んだ方がいい。理由は読めばわかります。






グミチャン@gumicyan2026年2月4日読み終わったじゃあこの人生が虚しいものだったのだろうか?と考えると、私にはとてもそうは思えない。こういう生き方だって悪くないんじゃないの?ジョヴァンニ・ドローゴ、よく生きたねぇと労いたくなるのだった。 思い出した話→魔の山、密林の野獣

makicoo@makicoo2026年1月30日読み終わった2026年6冊目はブッツァーティ「タタール人の砂漠」。人生こんなはずじゃなかった、と思った時にUターンするタイプなので、あまり共感できず、ただドローゴがわくわくして砦にいく場面がキラキラしてたのはよかった。

- 矢崎むう@Moo_Jeanette2026年1月28日買った読み始めた前に読みたいと思ったけど手に入らなかったタタール人の砂漠、ようやくゲット。買い物の合間に少しめくったけどなかなかいい感じ。読み進めるのが楽しみ。
はちむら@hatch-me2026年1月13日読みたい買った大好きな森見登美彦さんが紹介してバズっていた本。内容の想像がまったくつかないけど、ミーハーなので読みたいな…と思ってはや3年も経っていた。衝撃。一刻も早く読まねば。

ゆうと@yuto072026年1月12日読み終わった「一方、砦には時の仕事に対して無防備な、衰れぬ人間たちが閉じこもり、その期限ぎれが近づきつつあるのだった。かつてはおよそ遠い先きのことのように思っていたその期限が、今や不意にすぐ近くの地平線から顔を覗かせ、情け容赦なく人生の満期を思い起こさせるのだった。あらためて気を取り直すためには、そのつど、新たな流儀におのれを順応させ、わが身と引き比べる新たな基準を見つけ出し、自分より条件の悪い者たちを見てわが身を慰めねばならなかった。」
ゆうと@yuto072026年1月12日読み終わった「その間にも時は流れて、その音もない鼓動がいっそう性急に人生を刻んでゆく、一瞬立ち止まり、ちらりと後ろを振り返る余裕さえない。「止まれ、止まれ」と叫んでみたところで、もちろん無益なことだ。すべてが過ぎ去ってゆく、人も、季節も、雲も。石にしがみつき、大きな岩の先端にかじりついて抗おうとしても無駄だ、指先は力尽きて開き、腕はぐったりと萎え、またもや流れに押し流される。そして、その流れは緩やかに見えても、決して止まることを知らないのだ。」


ゆうと@yuto072026年1月12日読み終わった「さあ、走れ、若駒よ、平原の道を。遅くならないうちに走れ、たとえ疲れていようと、立ち止まらずに走るのだ、緑の牧場が、見慣れた木々が、人々の住まいが、教会や鐘楼が見えるまで。 さあ、砦よ、さらばだ、これ以上の長居は禁物だ、お前の神秘は他愛もなく地に落ちた、北の荒野は無人のまま、決して敵が姿を現すことなく、何物もお前のみすぼらしい城壁に襲いかかって来ることはないだろう。憂愁の友、オルティス少佐よ、さらばだ、あなたはもうこの砦を離れられない、あなたとおなじく、他の者たちもあまりに長く希望にこだわりすぎた、時の流れは早く、あなたたちはもうやり直しがきかないのだ。」
ゆうと@yuto072026年1月12日読み終わった「彼は反抗もせず、辞表も出さずに、黙って不公平を呑み込み、もとの任地にもどって行くのだ。そして、彼は急激な生活の変化を避け、これまでどおりの慣れた暮らしにもどれることを内心ひそかに喜んでさえいる。ドローゴはずっと先きで栄光をかちうることができると思い込み、まだまだ時間は無限にあると信じて、日常生活のための卑小な争いは放棄したのだ。いずれすべてが充分に報われる日が来ると彼は考えている。」
ちょび@greenapple42025年12月29日読み始めたこちらのサイトで話題と知り、借りました。 作者はイタリアの戦時中の方らしく、刊行は1940年だそうです。予備知識0の読み始めですがSFではないです。書き出しは、イノセンスが感じられ良い印象です。



そめ@s_o_m_e2025年12月27日読み終わった「残る」と決めた時の情景の描写が凄かった。 ただの文字の景色だったのに、「どこも悪くない」(病気を理由に帰る必要はない)と言ったときに、景色に色がついた気がした。 そこから、この30年が始まってしまった……

群青@mikanyama2025年12月15日気になる@ 丸善 日本橋店SNSに流れてきた(話題の書!)けれど、日本橋丸善の検索機で在庫なし。よく見たら2013年刊行でした。図書館しか手はないですね。
r@teihakutou2025年12月12日気になる売野機子が何かのインタビュー記事で、時間潰しの本として岩波赤帯から未読のものを適当に買う習慣がある、と言っていたのがかっこよかったので、わたしも岩波文庫を気になるものから読んでいきたいなと思い… でもこれ、今年の目標にしてたのに全く達成できなかったことだね…






- 矢崎むう@Moo_Jeanette2025年12月10日気になる読みたい話題になってて読んでみたいなと思い、Amazon行ったら2000円超え。岩波文庫で300ページ超えとは言え…。まずは図書館行こ!

おしろい@00_neumond2025年5月6日読み終わった借りてきた「いつか」を夢見て無為な日々を過ごしていくドローゴが現代社会を生きる我々のようで、恐ろしかった。 環境に慣れると、それまで抱いていた強い意志も弱まり皆と同じくズルズルと同じところにとどまってしまう。「明日こそ」「まだ若いから」と思っているうちに、どんどんやらずに終わったことが増えていき、歳を重ねるごとに時の流れは加速していく。最後はやっとのところで掴んだチャンスは泡となって消えてしまい、老人が掴んだ希望は安らかな死だった。 気づかないうちに通り過ぎた、選ばなかったチャンスがいくつもあると、人は晩年までずっと後悔してしまうのだろう。今を生きるために必要なことが散りばめられていた。





シクロ@sicrobei2025年3月11日読み終わった解説文を読む前に感想を書くべきだったな。外国の小説を読んだのは初めてかもしれない。多かれ少なかれ繰り返しの日々の中で、みんなドローゴだけど、今のいや今までの自分はあまりにドローゴ。自分だけは違う、まだ若いという気持ちと、でもそうでないことを感じて、立ち止まる今。おれは砦から出てきたのか、砦に入ったのか。習慣は美しいものなのか。ドローゴと比べるなら、今まででもすでに多くを得たような気もするが、まだまだのようにも思う。死の美しさや平等さを感じるのはまだまだ先でいい。



fuyunowaqs@paajiiym2025年3月7日🌟書店で10分ほど立ち読みしてしまったのでそのまま購入した。すべてのページが美しく、惨めで愛らしいと思う。この物語をずっと読んでいたい、この場所に留まっていたいのにそれが叶わないことも分かって、安らぎと寂しさを覚えた。 はじめから終わりまでひとりの人間を丁寧に描きながら、題名に「タタール人の砂漠」を選ぶセンスがすばらしい。こんな優しい話はない。また読む。
























































































































































































