村崎 "PRIZE-プライズー" 2025年1月16日

村崎
@mrskntk
2025年1月16日
PRIZE-プライズー
止まらなくて一気に読んじゃった。最後の展開はヒッ…て声出た、苦しかった。いったん本閉じて呼吸を整えた…。生まれてゆく小説への抗えなさ、焦がれるのと怖いのとで心臓がずっとばくばくした 編集と作家という関係を最初から最後まで濃厚に読めて、直木賞を獲る、いい作品をつくる、読者に届ける、その気持ちが突き詰められている場面では胸が熱くなった。ひとりでも多くの一人ひとりに作品が届くといいなと思う。 作家にとっていちばん怖いのは、周りにいる誰もほんとうのことを言わなくなることってところがすごく好きだった。「書くものが適当に面白くて、しかも売れてたら、誰がわざわざ嫌われるようなこと言いたがる?」ほんとうのことを言うのも言われるのも、信頼と覚悟と作品への愛が必要…桜庭一樹さんが寄せているけど「小説は魔物」…これに尽きる…小説の魔力というか予想以上の力の前で手綱を握ろうとするのは無理なのかもしれない、手綱を握れなくなるような小説を書ける人は一体どれだけのものを懸けているんだろう… 新人作家の市之丞が不遜でめちゃくちゃいいのですが、(オイそんなこと言って大丈夫か…!?)と最初はヒヤヒヤしていたけど、気づいたら市之丞もっとくださいになっていた
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