名無しの積読家 "世界でいちばん透きとおった物..." 2026年3月28日

世界でいちばん透きとおった物語2
前作に引き続き読了。 ネタバレになってしまうが、すでに亡くなっている作者と未完成の作品の謎を追求していき、主人公が引き継いで執筆するという流れは「本書く派ミステリー」であると勝手に名付けたいほどである。 前作に引き続き、霧子さんの洞察力が凄まじく、旧来の名探偵と右腕とは少し違ったコンビであることも魅力的だと思う。洞察力のある右腕的存在の霧子さんに助言を受けつつ謎が解明されていく流れは、『変な家』の栗原さんを彷彿とさせられる。 このシリーズの良さは、事件解決ではなく、作品の謎を追っていった結果主人公が執筆して幕を閉じるという形式にあるのではないかと考える。 ミステリーはあまり読んだことがない私が早々にこのような作品に出会えたことは幸運と言えるかもしれない。
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