
いちのべ
@ichinobe3
2026年3月28日
ギンガムチェックと塩漬けライム
鴻巣友季子
読み終わった
世界の名著を読み解くための招待状という雰囲気。
かつて読んだ作品は「なるほどそんな視点/背景もあるんだ」と理解が深まり、タイトルしか知らない作品は「そんな話なんだ!?」と驚き、分かりやすい解説にどんどん惹き込まれ、一気読みしてしまった。
以下、読みたくなった作品(読みたい順)
オー・ヘンリー「最後のひと葉」
アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』
ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』
カズオ・イシグロ『クララとお日さま』
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』
エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
ジョゼフ・コンラッド『闇の奥』
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小学2年生の夏休み、『若草物語』で読書感想文を書くんだ!とウキウキで宣言したら、「そんな本で何を書けるのよ」と母に却下され、口下手な自分は上手い反論ができず、大人ウケしそうな別の作品を押し付けられ、大人ウケしそうな小賢しい感想文を書く羽目になったという、苦い思い出がある。
> 温かな家庭小説でもありますが、四姉妹はみんな芸術家の卵なのです。本作は、性格も資質も異なる四人の女性がそれぞれ自分の人生と向きあい、真の自分を探す物語でもあります。自立の意味を問う面もあり、フェミニズム文学の先駆けともいえるでしょう。(p22)
この本を読んであらためて、「君の感性は素晴らしいぞ!」と、ちいさな自分を励ましに行きたくなった。
それがどんなに拙くても、大人に評価されないものでも、あの時の自分に『若草物語』で感想文を書かせてあげたかった。
> ちなみにオルコットは、作中に父親を描かないことで、家父長制の物語に仕立てることを避けたと言います。(p30-31)
この点も、当時の自分には心地好く感じられたのかもしれない。それを確認するためにも、あのとき書けなかった感想文を書くためにも、30数年後の今また、読み返したくなった。



