不立文字文文 "不道徳教育講座" 2026年3月28日

不道徳教育講座
不道徳教育講座
三島由紀夫
まだ半分も読めてないので上手く言えないのだが、要は『弱さの克服こそ人間の生き方そのものであり、克服せずにありのままで居続けるのは怠慢である』というのが著者である三島由紀夫の美学というか、哲学なのかな、と思う。 数年前に流行った曲の『生きることとは変わり続けることだ』という歌詞を思い出した。 まぁ、人間そんなに簡単に弱さなんて克服できないし、変われないから大いに悩むのだが、そこは三島由紀夫本人も重々承知の上で語ってる事も感じ取れる。 時代が時代というのもあって、ジェンダー的な視点で見るとん?ってなる所がいくつか存在するのだが、読めば読むほど自分の心に刺さる言葉が出てくる上に、話の構成や言葉遣いが上手くてスルスル読めてしまう、不思議な本だ。 男らしさとは、女らしさとは、善悪とは、道徳とは……という疑問に対して、めちゃくちゃ論理的にシンプルな言葉を使って説明してくれているので、『自分って何を目標にして生きたら良いんだろう……』とか『どうやって人間と接すれば良いんだろう?』とか『世渡りが下手過ぎて、息抜きの仕方とかよく分かんねぇよ』みたいな、悩みが多い人間は老若男女関係なく、絶対に読んだ方が良い。 但し、皮肉として書かれている話もあるので、鵜呑みにするのは危険だ。 この本は話が全部で怒涛の69章あるが、一つ一つは短いので、一日10章ずつじっくり読めば一週間くらいで読み終わる計算になる。 久しぶりに心動かされる本に出会えてよかった。 因みに著者の三島由紀夫は、太宰治の事を嫌っていた事は結構有名な話なのだが、彼ら二人の考えていた悩みや弱さというのは、根本的に似ていたのかなと思ったりした。
不立文字文文
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@huryumonji_ayahumi
一週間で読み終わるつもりがかなりの時間がかかってしまった。 後半からReedsとは別にアナログで読書ノートを書いていたのだが、現代の社会問題にも当てはまるようなことがたくさん書かれてて、久しぶりに読む手も書く手も忙しなく動かした気がする。
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