不道徳教育講座

37件の記録
- 小切手@pkseathroughreading2025年8月22日読み終わった@ 自宅不思議。なんだか最近書かれたもののように思える。こんなんキャッチコピーですわ。 色々時代を感じる部分はあるが、例えば女性経験の何が偉いの?(意訳)であったり、女性の性的モノ化の話がさらっと出てくるあたりは非常に最近の感じがする。この年代の本でこういった話題に出会うと思っていなかったので、わりと感動した。 加えて、著者は女性らしさより男性らしさの方を見ていそうだなと思った。ただ濃淡があるだけで、どちらに対しても強固な規範意識は文章から感じないというか。ただの印象で書いています。 私がつい最近まで、著者の写真や晩年をうっすら知っていた(つまりほとんど何も知らない)状態の、男性的な感じ。いかにも男らしい、マッチョなあの感じ。あの人がこれ書いたのか...。
- 小切手@pkseathroughreading2025年8月19日読み始めた@ 電車一旦読みやすい本が読みたくなり、これを読むなど。「人に迷惑をかけて死ぬべし」は電車で笑ってしまったのでだめです。これはいけない。
- ああああ@4_480_08209_32025年3月14日かつて読んだ三島由紀夫の著名なエッセイ集だが、実は一つだけ削除されたものがある。 タイトルは「暗殺について」 本来は「ひとに尻尾をつかませるべし」と「刃物三昧について」の間にあり、全集にはちゃんと収録されているのだが、文庫本はおろか単行本でも初版以外では消されているようだ。 こちらも三島らしい毒が効いていて面白いので機会があれば読んでみるといい。
- 猫@mao10122025年3月8日かつて読んだ三島由紀夫という人物像がとてもわかり易く表されている。知性やユーモアさが絶妙なバランスで共存していて、且つ繊細な人でもあるのだろうなと。作家としての三島由紀夫のイメージと、活動家としての三島由紀夫のイメージはかなり乖離しているように思える。人間性に惹かれる人のエッセイはやはり面白い。
- 天果@melon-rice2025年3月7日買ったかつて読んだ三島由紀夫といえば『青の時代』とか『金閣寺』とかのように小説作品を思い浮かべるひとも多いかも知れない。ただ、自分は論説・エッセイの類も好き。 本書でいうと「批評と悪口について」が印象に残っていて、わたしが作家の顔を知りたくない理由ってこういうところなんだよなぁ、と思った覚えがある。 あと、不道徳は一つだけ持っていると危ないから沢山持ってその間のバランスをとるようにすべき、という指摘は、まさしくと思った。 けっこうキレッキレなので、他者の思考や主張を愉しみたいひとにはおすすめな感じ。