
紫香楽
@sgrk
2026年3月29日

スタープレイヤー (角川文庫)
恒川光太郎
読み終わった
一気に読んでしまった。読みやすかったし面白かった。
主人公は大人だしわりとシビアな戦い描写もあるけどなんとなく児童文学のような風合いがあっていい。いい意味で適度にご都合主義というか、悪や汚いものの中で描くものの取捨選択をしているところとか。(もちろんどんな作品でもそうした取捨選択はされているんだけど)
てか異世界トリップものとしてラノベレーベルでも出したほうがこういうの好きな読者層にリーチするんじゃないですか!?
主人公がしっかり善人というわけでなく、一人の状態では無法をしてしまうが、社会や人との関わりによって善性を発揮していくようになる、という構成も児童書的な希望の強いストーリーでよかった。マキオ、いいやつすぎる。出てきたとき正直疑ってしまった、ごめん。
ゴズに出くわしたとき夕月がマキオを助けるため酒瓶を投げられたことに、自分で自分を見直すところもいい。ああいう描写は30以上の、自分はダメな人間になってしまったと思っている主人公ならではでとてもいいなと思う。
