-ゞ- "箱庭図書館 (集英社文庫)" 2026年3月29日

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@bunkobonsuki
2026年3月29日
箱庭図書館 (集英社文庫)
『箱庭図書館』というタイトルではあるが、表題作は存在しない。タイトルが象徴しているのは、本作が作られた経緯だろう。 解説でも述べられているが、本作は執筆企画「オツイチ小説再生工場」が発端となっている。この企画は「寄稿された短編たちを、著者が再構成する」というものだ。 単に再構成するだけでなく、各短編を繋いだ一つの大きな物語を作り出している。オムニバス短編でよく使われる手法だが、本作の場合はまったく関係のないところから一つの物語を生み出している。 箱庭に散らばった物語たちを、図書館の本のごとく整然と並べた著者の調理の仕方にうなる。
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