箱庭図書館 (集英社文庫)

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ラタトゥイユ@cheese5302026年6月4日読み終わった読者にボツ作品を送ってもらい、そのアイデアを使って小説をリメイクするという企画で書かれた短編集。 ひとつひとつに直接の繋がりは無いが、同じ街が舞台で共通する人物も登場する、タイトル通り『箱庭』のような本。 『ワンダーランド』が一番印象に残っている。作品自体がこの短編集の中でもダークさの濃い作品で恐ろしいのだが、それ以上に主人公が、もう一人の作中人物が、自分かのようで怖かった。 このまま生きていたら私も、両親の待つ暖かい家などじきになくなるのに、きっと探し続けてしまうのだろう。

-ゞ-@bunkobonsuki2026年3月29日『箱庭図書館』というタイトルではあるが、表題作は存在しない。タイトルが象徴しているのは、本作が作られた経緯だろう。 解説でも述べられているが、本作は執筆企画「オツイチ小説再生工場」が発端となっている。この企画は「寄稿された短編たちを、著者が再構成する」というものだ。 単に再構成するだけでなく、各短編を繋いだ一つの大きな物語を作り出している。オムニバス短編でよく使われる手法だが、本作の場合はまったく関係のないところから一つの物語を生み出している。 箱庭に散らばった物語たちを、図書館の本のごとく整然と並べた著者の調理の仕方にうなる。



五月晴@satsukibare2025年9月14日読み終わった学生の頃に読んでいて、何となく好きだった話があったことを思い出したので買い直して再読。 やっぱり「ホワイト・ステップ」がとても好き。 雪の降る静かな町で起きる奇跡が素敵で、切なさとあたたかさがあるお話だと思います。 『箱庭図書館』には6編収録されている中で、このお話だけ覚えていました。 全編面白いですが、他には「コンビニ日和!」と「王国の旗」も好きでした。















