
あとの まつり
@gokigen
2026年3月29日
月と六ペンス
サマセット・モーム,
William Somerset Maugham,
金原瑞人
読み終わった
1919年に世に出た本作は、2026年に平凡な会社員の私が読んでも、大切にしたいと思える言葉がたくさん散りばめられていた。これが世紀のベストセラー。ただ、『おれはおまえを殴るぞ』、『殴られなかったら、愛されてることもわかりません』という会話には時代すぎて、ちょっと待てぃ!!ボタンを強打した。
p62 わたしはまだ、人間がどれだけ矛盾に満ちた生き物なのかわかっていなかったのだ。
p120 美とは、芸術家が世界の混沌から魂を傷だらけにして作り出す素晴らしいなにか、常人がみたこともないなにかなんだ。それもそうして生み出された美は万人にわかるものじゃない。美を理解するには、芸術家と同じように魂を傷つけ、世界の混沌をみつめなくてはならない。
p251 おそらく、わたしたちは無意識に他人に対して影響力を持ちたいと思い、相手が自分の意見をどれくらい重要に思っているか気にする。結果、自分がなんの影響も与えられない人間を憎む。著しくプライドを傷つけられるからだ。
p312 成功の意味はひとつではない。人生になにを求めるか、社会になにを求めるか、個人としてなにを求めるかで変わってくる。
筋違いな感想になるが、この時代の友人・知人を誘っての昼食会や夕食会に強い憧れを抱く。同志を募って開催したい。
2026年13冊目読了
