みつき "法水麟太郎全短篇" 2026年2月8日

みつき
みつき
@mitsuki-o
2026年2月8日
法水麟太郎全短篇
法水麟太郎全短篇
小栗虫太郎,
日下三蔵
先に角川文庫から出ている『夢殿殺人事件』を読んでから手に取った。収録作が六つ重複しているので、この文庫で初めて読んだのは「潜航艇『鷹の城』」(pp233-343)と「国なき人々」(pp407-441)。どちらも海洋を舞台とした作品であり、探偵小説でもあるけれども冒険小説の色合いの方が強い。また、法水麟太郎ものとして最後に発表された「国なき人々」はオール讀物の昭和十二年八月号に発表されたのだから、盧溝橋事件とほぼ時を同じくしている。お話の最後、伊太利船に乗りかえて去っていく法水らはどこへ向かうのだろうか。
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