
ジクロロ
@jirowcrew
2026年3月29日
プルーストとイカ
メアリアン・ウルフ,
小松淳子
読み終わった
すべての人間が生まれた時から知っているオラリティ(声の文化)と、生まれたときから知っている者は誰もいない書く技術との相互作用は、心の深みにまで達する。口から発せられる言語によって最初に意識に光を当てるのも、主語と述語をまず分割した後、改めて相互に関連づけるのも、また、社会に生きる人間同士を結びつけるのも、話し言葉である。書くことは分裂と疎外をもたらすが、それと同時に個を高めることでもある。自意識を強め、人間間のより意識的な相互作用を促す。書くことは意識を育むのである。
(p.321)
「聞く」と「話す」は水平方向への力を育み、
「書く」は垂直方向への力を育む。
ペンを飛ぶ道具にも掘る道具に磨くのは
「読む」力を養い続ける忍耐ではないか。
「読むための遺伝子」なんてなく「読む」は後天的なスキルであるという福音に触れつつ、
共生力と孤独力、
そんなことを読みながら考える。




