
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年3月29日
つげ義春を旅する
高野慎三
読み終わった
つげさんの訃報を知り、去年古書市で手に入れたちくま文庫(2001年第1刷)を手に取る。著者は元ガロの編集者でつげ義春さんの作品の誕生に立ち会い、個人的な付き合いもあり、一緒に温泉や宿場を旅した間柄でもあります。文学者の病歴と作品を照らし合わせて影響を調べる病跡学という学問がありますが、これはつげさんの作品とつげさんの実際に行った旅行先や興味の対象を漫画と比較する考現学ならぬ考漫学(勝手に今作った言葉)とも言える内容。二人の対談も収録されてます。ねじ式については置いておいて、自分が感銘を受けたのは『海辺の叙景』の舞台となった大原の八幡岬です、大原はつげさんの母親の郷里でつげさんも小さい時過ごした事がある土地。八幡岬は自殺の名所としても有名だったとか。他にも『退屈な部屋』で描かれた女郎部屋は実在した等、写真図版満載で時間を忘れました。昔の調布は実にスリリングでした、水木さんいわく『調布には、美人が居ない』? 面白かったです。







