
よあけ
@mogumogu
2026年3月29日
読み終わった
母から娘に加えられた仕打ちは、母との関係が苦しかった私から見ても想像以上に苛烈なものだと感じた。子供は親なしで生きられないし、生きるには従うしかなくて、本当に気の毒に思う。
それでも、読んだ後にわいた思いはなぜか、「なぜこの母はこうなってしまったのか?」だった。
母にも、自分でもどうにもできない感情、娘にこのように当たるしかなかった何かがあったのではないか?このようなひどい"毒親"に育てられた娘は可哀想、母という"モンスター"がいなくなったから、これからは自分の人生を歩めるといい、だけで済ませては、この事件を本当には考えられない気がする。
母の行いは明らかに虐待だし、母のしたこともまた許されることではないけれど、殺されてしまった母は、娘をこのように虐げた"罪"を償うことはできない。こんな風に娘に当たる自分になってしまったのはこういう事情があったと語ることも、そのことで共感や援助を得ることもできない。
このノンフィクションには、母からの視点が必要不可欠だったと思う。それができない事件だったのだけれど。


