
きよ
@kiyomune
2026年3月29日
ほんのちょっと当事者
青山ゆみこ
読み終わった
自分がそのうち「当事者」になるであろうことから、たぶん縁遠いものまで、そのひとつひとつに含まれる「困り事」へ目を通しながら、自分がどう感じるか、観察しながら読んだ。
没入せず己の心の動きを客観視できたのは、おそらく( )付で入る自己ツッコミのせい。
(えええ⁈)(まぢか!)などという文言が入るたび、あまり笑えない漫才を見る時の、冷めた気持ちが湧き上がる。
文体としては、あまり好きではない。
とはいえ、このカッコ付きツッコミにより、文章とわたしの間に距離ができ、だからこそ、自分の思うところについて耳を澄ませるゆとりができたのかも知れず、そう考えると、この文体をどう受け止めて良いものか……
冒頭、カードローンの話。
若い時の作者を、愚かだなと思う気持ちが確かにあり、でも、カードの仕組みや対処などをこれほどきちんと書ける人なら、どうして若い時これほど失敗するのだろうと不思議に思いもしたが、なんというか、この
「どうしようもない状況に陥った人の話を聞き、自分でどうにかできたのではと見下す」
ことで起こる問題は、世の中にはたくさんある。
こうした問題に寄り添える時と、自己責任と突き放してしまう時の、己の心の持ちようは、まだうまく掴めていない。
人間って、いつになったら成熟するのかしら。
