しずく "性的であるとはどのようなこと..." 2026年3月29日

しずく
しずく
@nyanko2525
2026年3月29日
性的であるとはどのようなことか
またまた図書館での貸本、、、図書館はちょっと興味があったらすぐにゲットできてしまうのでとても困る、、、積読本たちよ、申し訳ない、、、。 この本を借りた理由は、本書の【はじめに】で『私は性的なものが好きである。映像・写真・音声・マンガ・小説一あらゆる種類のポルノグラフィを愛している。、、、、、だが、街中にある性的な広告が嫌いである。、、、、「人目にさらさないで欲しい」と恥じらいを覚える。』と述べている著者にひどく共感を覚えたからである。私は著者と違い、あらゆる種類のポルノグラフィは愛していないが、世間で『普通』と言われる人間よりは愛していると思う。しかし、著者と同じく、公共空間にある性的な広告には嫌悪感を持ってしまうことが多い。そして、本の題名でもある【性的であるとはどのようなことか】の問いに私は答えることができない。 ▶︎『ポルノグラフィをめぐるアメリカ司法の歴史において有名な一言がある。何がポルノグラフィなのか、と問われた判事はこう言った。「見ればわかる!」』爆笑🤣 ▶︎『性的であることとえっちであることは異なる』 ほんまや!そのとおり! バーレスクパフォーマンスを見に行ったことがあるのだけれど、私は「美しい」(美しい=エロティクス=えっち)と思ったのだが、司会の方が「お触り厳禁」と何度も言っていた。これは、パフォーマーの方に対して【性的な】感想を抱いた一部の人間が犯してしまうことなのだろうけれど、同じものを見ていても人によって『性的』と『えっち』と感じ方が変わることがわかる。 ▶︎『えっち』という言葉が山ほど印刷されているので、ゲシュタルト崩壊を起こしかけている。しかし『性的』には起こらない。なぜ。 ▶︎普段なんとなくモヤモヤしていることを、綺麗に整頓して論理立てて言語化してくれる人、すごいと思う。 ▶︎著者がえっちだと感じる器楽曲、モーリス・ラヴェルの『道化師の朝の歌』と、彫刻家コンスタンティン・ブランクーシの『魚』だが、私にはどちらもえっちさを感じることができなかった。『魚』については、『崇高のえっちさ』を感じると書かれてある。そして『崩れのえっちさ』というものも世の中にはあると書かれている。『それはしみったれていて、あまりにも哀しく、できれば遭遇したくないようなもの』なのだが、著者は上田正樹の歌う『悲しい色やね』をそう感じるとのこと。上文を読んで私が連想したのは椿實著『メーゾン・ベルビウ地帯』。とりあえず私と著者とだけでも全然違う。他の人間が何にそれを感じるか知りたくなった。 ▶︎第3章までは共感してサクサク読めたが、第4章『えっちさとはどのような性質なのかー崇高さと崩れ』は難しかった。というか、私の考えていた【えっちさ】と違っていた。どちらのえっちさもわかるのだが、私が思うえっちさの中にはこれら二つに含まれないものもある。そして私はそれを言語化できない、、、(;´д`) 第4章が、私の頭では理解し難かったせいもあり、それを元に論じられていく第5章第6章も理解できず、結局私の中で『性的であるとはどのようなことか』の答えは出なかった。 でも全体を通して面白い本ではあった。
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