しずく "華氏451度〔新訳版〕" 2026年3月29日

しずく
しずく
@nyanko2525
2026年3月29日
華氏451度〔新訳版〕
華氏451度〔新訳版〕
レイ・ブラッドベリ,
伊藤典夫,
小野田和子
この本の内容をモチーフにした美しい美術品兼アクセサリー(本が隠されている壊れたテレビ。華氏451度の映画で登場)を手に入れたのをきっかけに、ざーっくりの内容しか知らなかったので読んでみることに。 『「、、、誰かを政治問題で悩ませて不幸な思いをさせるのは忍びないと思ったら、一つの問題に二つの側面があるなんてことは口が裂けてもいうな。ひとつだけ教えておけばいい。もっといいのは、何も教えないことだ。戦争なんてものがあることは忘れさせておけばいいんだ。、、、、」』 『「、、、ぼくは知らない。それだけははっきりしているんだ!もしかしたら本が、ぼくらを洞窟から半分そとへ出してくれるのかもしれない。、、、、」』 『「このあいだの選挙、みんなとおなじように投票したわ。ノーブル大統領にいれてみたの。あの人、これまで大統領になった人のなかで、いちばんハンサムだと思うわ」』 『「ミセス・フェルプスが泣きだしてしまったのは、ショックでした。彼女たちは正しいのかもしれない。物事には正面から向き合わずに、逃げて、愉しくすごすのがいちばんなのかもしれない。、、、、」』 いちばんなのかもしれない。私が世界や世間の物事に対するやるせなさや不満や抗いたい思いを発すると、いろんなことを考えて辛くなると言うと、「そんな難しいこと考えすぎないでいいよ」と(おそらく普段何も考えていない人に)優しく言われたことがある。何も考えずに知らずにいられたら、いちばんなのかもしれない。 でもそんなわけにはいかないでしょう!!?偉い人に任せていたらいいと思考停止になってしまったら、この世の中はどうなるのか、歴史で習ったでしょう!?! 爆弾が落ちる寸前まで何も考えず何も知らず“家族“と話していたミルドレッドは『いちばんなのかもしれない』? 単純に本が禁止されている物語だと思っていたら思考を停止させる物語と知り、改めて今の世界を憂う。 今日もスタンディングデモに参加させてもらった。私1人が参加しても何の意味もないかもしれない。それでも何かしなくちゃさらに気が滅入る。
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