noripiii "プロジェクト・ヘイル・メアリ..." 2026年3月29日

プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
アンディ・ウィアー,
小野田和子
読了。ネタバレ入ってます。 なるほど、後半戦はバディものとしての面白さはある。ロッキーとの友情はとてもスケールが大きくて楽しいし、ほろりとくるところもある。ストーリーは文句なしに面白いし、ラストもなるほどね、というとてもわかりやすい終わり方だから、SF小説としては好きな人も多いだろうなと思う。ロッキーが健気で可愛いし、グレースはライアンゴスリングで容易に脳内再生されるくらいにはとてもいい映画のキャスティングだなと思う。笑 そして、なんと言っても翻訳の凄さに脱帽している。これは本当に凄いよ… が、純文学を主食にしている人間としては、とにかくシチュエーションの説明が長すぎることに途中でだれてしまって、それも説明しなきゃわからないのか、もっと読者を信頼したらどうだろう、みたいな箇所とか、ここからここまでサマリーもらえたら読み飛ばしてしまうかもしれないという箇所もあり。 話題作がゆえの期待値の高さが悪い方向に勝手に作用してしまったかな… たぶんこの、科学的矛盾がないように説明を尽くさねばならない、という圧のようなものが疲れの原因だと思うので、元気なときに読むべきであったとちょっと反省してるのと、地球を救うために命を投げ打って宇宙に行くdon't wanna close my eyesの映画と同じく、毎秒いろんなことが起きるストーリーが私にとってはかなりストレスフルであることを思い出させるトリガーになっちゃったので、同じような人はお気をつけくださいませ… いま、猛烈に短歌の歌集を欲している。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved