いち。 "汝、星のごとく" 2026年3月30日

汝、星のごとく
「自分の楽しさや苦しさを優先して、相手を想いやれない。一緒にいたいって思うのにできない、だからやっぱり、私たちは馬鹿なんです。」 瀬戸内の島で暮らす暁海、男好きの母親に振り回される櫂、孤独を抱え、親にも恵まれず、自慢できることもない、同じ境遇にいた2人が結ばれるのは必然だった。ただお互いに意識し合って、すれ違って、そんなひとときの幸せを噛み締める。本当はただそれだけでいいのに、うまくいかない。そんな2人の切なくてどこか少し温かい物語。 生きる過程で環境が、人が、自分さえも変わっていく。なのに変わってほしいものは変わらない。そんな当たり前のことのせいで感情の浮き沈みをくり返していく。そんな日々が、星のように輝いて見える。ささやかな幸せを追っていく、想う人は違ってもその温かさはきっと同じであってほしい。 とにかく…読めて本当によかった。ありがとう。記憶を消してまた読みたいリストに入れます。
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