
いとをかし
@aptx4869
2026年3月31日
なんらかの事情
岸本佐知子
読み終わった
それわかるわ~、なんて思っていると急にすごい妄想の世界に入っていたりする。逆に、いきなり最初から妄想でも、何だかそれわかるような気がする、となるのもあり。でもとにかくすごい妄想の中に、わずか4ページで持っていくのがすごい。
短いエッセイのつもりで甘く見て気軽く読んでいたら、あっという間にそれはシュールな物語になり、読者はいつしか思いがけないほど遠くのどこかに放り投げられて呆然とするはめになる。そして始めに何を期待していたのかも思いだせない。そんな不思議な読書体験が1冊のうちに何度も繰り返される。
