なんらかの事情

17件の記録
- ねぐせ@ay11262025年9月7日読み終わった感想紹介読書日記大好きな岸本佐知子さんのエッセイです。 今回もザ・キシモトワールド全開。 岸本さんのエッセイを読んでいると、途中から現実の話なのか妄想の話なのかが分からなくなるところが魅力です。 目の前で起きたこと、頭の中で考えついたことがブワッと一気に妄想の世界を広げるのでしょう。 岸本さんの頭の中は面白いな。周りから見てもそうで、愛されてる人なんだろうな、と読んでいてしみじみ。 職場でミスが起きると【2キシモト】など独特のネーミングでポイントがついてしまう話は思わずニヤけました。 それは、本人じゃないミスでも。 きっと普段から表現豊かで面白がられる人だったのでしょう。 ・ダースベイダーは執務を置いて1人になると、鎧を脱いで「疲れたなぁ」なんて呟くの? それとも、もうそんな人間の感情は忘れて 自分の呼吸音だけが聞こえてくるのだろうか。 あまり普段は考えつかないような妄想を膨らませる岸本佐知子さんのエッセイは本当に魅力いっぱいでした。
- 虫の息太郎@pampapam_13322025年3月13日かつて読んだ大好きな本ねにもつタイプから文庫版で全シリーズ?読んでる気がする。江國香織さんの本と同じでどの短編がどれに収録されていたものか中身読まないと一向に思い出せないカス記憶力。 岸本佐知子先生の謎エッセイシリーズで個人的最高傑作の「変化」があるのがこれだと先日読み返して発覚した。「瓶記」も大好き。3ページくらいのミニミニ短編でもこんな面白い話が書けるのは才能なんだよな〜と読み返すたびに笑える。
- 雨傘のり子@amagasa-book2020年12月5日かつて読んだ印象的な本「サザエのふた屋」は、その愛すべきサザエのふただけを扱う専門店だ。世界中をめぐって集めてきた、ありとあらゆる種類や大きさのサザエのふたがそろっている。 場所はたとえばそう、江の島あたりの、舟でないと行けない洞窟の奥などにひっそりあるのがいい。 p.165 転職の夢 「胃に穴が開いています」「腸にポリープができています」「動脈が硬いです」「尿道に石があります」「肺が真っ黒です」「頭がおかしいです」「虫歯があります」「頭がおかしいです」 p.30 物言う物 『奥の細道•オブ・ザ・デット』 p.31 雪強盗