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@blue_27
2025年3月16日

読んでる
読書メモ
文化の中心であった京都に依存する江戸。京都から下ってくるものはすべてよいものであった。
反対に、下ってこないもの=地元江戸で作られたものはよくないもの。これが現在の「くだらない」に由来する。
本もこれと同じく、京都で作成されたものと比べると江戸のものは格段に質が下がる。地元江戸で作られた草紙類は「地本」と呼ばれる。
地本の地は地酒の地と同じで、本来は「その土地で作られ消費されるもの」を表す。
京都から下ってきたものではないという意味合いから、「田舎出来の酒」という卑下の意味が含まれている。
現在の居酒屋で見かける地酒のいい印象と、もともとは正反対の意味であった。