
読書日和
@miou-books
2026年3月31日
外の世界の話を聞かせて
江國香織
読み終わった
「南天文庫には、外とは違う時間が流れている——」
帯の一文に心を撃ち抜かれて購入。こんなかっこいいセリフさらっと言ってみたい。
私設図書館、元公民館の空き家、インドネシアの農園。
どの言葉も、好奇心をくすぐる。
高校一年生の陽日は、幼い頃から私設図書館「南天文庫」に通い続けている。
子どもたちが帰ったあと、運営者のあやめさんと交わす静かな時間。
タイトルの『外の世界の話を聞かせて』
一日中図書館にいるあやめさんが、ときどき陽日にかける言葉。
図書館の空気を想像しながら、親でも先生でもない大人に見守られる時間の豊かさを思う。
こんな「サードプレイス」がある人生、憧れる。
物語はどこか浮世離れしていて、うまく言葉にしようとすると、すぐにネタバレになってしまいそうで難しい。


