1129_ymoi "戦時から目覚めよ" 2026年3月31日

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@1129_ymoi
2026年3月31日
戦時から目覚めよ
戦時から目覚めよ
スラヴォイ・ジジェク,
富永晶子
「倫理的に進歩しているかどうかを測る最も確実な目安のひとつは、特定のドグマティズム(注:独断主義または教条主義)の台頭である。正常な倫理観が保たれている国では、たとえばレイプや拷問に関して、それが許容できるか否か、許容できるとしたらどのような場合か、などが議論されることはない。一般市民はレイプや拷問が問題外であると「独断的に」受け入れ、その種の行為を提唱する者は常軌を逸しているとみなされる。ゆえに、レイプについての議論(「合法的レイプ」は存在するのか?)が始まるか、あるいは拷問が黙認されるだけでなく公に行われることが、倫理観の衰退を示す明白な兆候となる。」 (p.174。) 外国人政策(というもの自体よくわからない概念だと思う)、あるいはヘイトスピーチに関する国民の意見が、まさにこの段階にあるように感じる。平然と経済合理性や治安などを口実にありとあらゆる暴言や差別が表立って述べられるようになっている。 国際法に関しての認識も同様で、大国の論理に巻かれることが倫理的正しさのように誤解されている。 (追記) 戦争や防衛あるいは憲法についても同じだと思う。 それらを議論の俎上に上げることは、やむ負えないという空気がある。十年前はどうだっただろう?国際情勢の緊迫感は今に始まった事ではない。冷戦の時代もテロの時代も乗り越えた。その実績についてもよく考えるべきだと思う。
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