いちのべ "聖なるズー" 2026年3月31日

いちのべ
いちのべ
@ichinobe3
2026年3月31日
聖なるズー
聖なるズー
濱野ちひろ
『無機的な恋人たち』を読んで、数年前に読んだこちらも読み返したくなり。 2冊つづけて読んだことで、「人間以外」を愛する人たちの言葉の端々に、共通するエッセンスを感じられて興味深かった。 > 「セックスの話題はセンセーショナルだから、みんなズーの話を性行為だけに限って取り上げたがる。だが、ズーの問題の本質は、動物や世界との関係性についての話だ。これはとても難しい問題だよ。世界や動物をどう見るか、という議論だからね。(後略)」(p68) > 彼らは愛している相手と、愛があるからセックスするのだ。その揺るぎない信念は、とても古風でロマンティックでもある。(p223) > 「動物は裏切らない。人間との関係には終わりが来るけれど、動物との関係は最後まで続く」(p226) そして「人間と人間以外」の関係を通して、「人間と人間」の関係を考えるきっかけになるのもめちゃくちゃ意義があり面白い体験だ。素敵なノンフィクションをありがとうございますの気持ち。 > 人間と動物が対等な関係を築くなんて、そもそもあり得ないと考える人は多いかもしれない。だがズーたちを知って、少なくとも私の意見は逆転した。人間と人間が対等であるほうが、よほど難しいと。(p216)
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