コー "息吹" 2026年4月1日

コー
@koobs-books
2026年4月1日
息吹
息吹
テッド・チャン,
大森望
「息吹」と「予期される未来」読んだ。 なんかクリアな文体に感じた。表紙のイメージに引っ張られているのかもしれないけど、 客観的で淡々としているけど、どこかあっけらかんとした感じがする。サッパリとした感じ? まだ2編しか読んでないけど、この文体のおかげで最後の数行で皮肉にも希望にもなる気がする。 この人の話は、さらっと心に纏わりついて離れない。 各作品について書いておく。 息吹は、世の中の普遍性が描かれている気がする。世界は平衡だ。それでも生きることは素晴らしい。みたいなことを言ってるけど、どうにもならない宇宙の仕組みによって生かされて、死んでいくということが、サッパリとした文体で書かれているから鬱々しくならないし、最後には希望を感じた。 「予期される未来」は数ページだったから読んだけど、ブラックユーモアのある作品だった。 これもどうにもならないけど、それでも生きている。自由意志なんてないけど、そうするしかない。みたいな最後の一文が心に引っかかるな。 なんか、読んでてブラッドベリとかのディストピア風のエッセンスも感じた。 総じて、世の中のどうしようもないことを受け入れて、生きていく。そういう話を書いているからかもしれない。 いろんな賞を取ってるだけのことはある。この人の作品は普遍的なテーマというか視点というか、軸にどうにもならない世界があるから読まれるんだなー。 (だからディストピアっぽくも感じてしまうのかもな。)
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