息吹
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数奇@suuqi2025年11月2日読み終わった「もし自分たちの世界もこうだったらどうするか」と考えさせられる、SFならではの面白さに満ちた短編集だった。 「商人と錬金術師の門」「息吹」「偽りのない事実、偽りのない気持ち」が特に好き。そしてラストの「不安は自由のめまい」は震えるほど素晴らしかった。分岐が発生しないタイムトラベルものの短編から始まって、最後は分岐が発生するパラレルワールドものの短編に終わるのは作者のアイデアの幅広さを物語っていて凄い。 『あなたの人生の物語』同様、本当に世界ってこうなってるのか?と思わされるほどリアルすぎる科学描写によって物語に没入させられた。




Dende@dende2025年8月21日読み終わった面白かった!流石のテッドチャンもっと書いて!「偽りのない事実、偽りのない気持ち」は、自分の人生が全て映像で「ライフログ」として記録される事が当たり前になっていく世界で、記憶とは?記憶が人生の中で果たす役割とは?記憶が自分を形成していくのに、記録が記憶に取って代わったら、自分を形成するのはなんなのか?的なテーマだと思ったけど、森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」を想起した。ドキュメンタリーは記録映像ではない。必ず作成者の意向やバイアスが反映される。 記憶は都合よく改竄や美化されるし、ドキュメンタリーは嘘をつく。それらは全て記録と照らし合わせて修正すべきなのか?そうは思わない。 森達也の言うように世界は多層で多重的で、白黒判別はつけられない。(だからこそ世界は美しい) そう思うならそうなんだろ。お前の中ではな。な状況になっても、なんでそいつの中でそんな事になったか、思いを寄せられたら良いですね。

- S@sr2025年8月5日読み終わった初テッド・チャン作品。タイムトラベルもの・AI・並行世界など、SFらしいギミックの短編集。 語り口はどれも落ち着いていて、わかりやすい派手なエンタメというより、じっくり考えたくなるような作品。 記憶が主題の「偽りのない事実、偽りのない気持ち」が個人的に良。



mayu@yatsu_books2025年4月26日読み終わった@ 自宅勝手に長編と思い込んでいたら、短編集だった 最初の錬金術師の話しは面白く、この後に続く話しが楽しみになってきた 『三体』の劉慈欣を思い出したけど、作風は全然違う どの短編もとても良かった









































