
コー
@koobs-books
漠然と本好きかもと思ってたけど、そんなに読んでこなかったので色んなジャンルの本読みたい。
- 2026年8月5日
雪国川端康成読み終わった冒頭が有名で、美しいって評判だから読んだけど、面白かった。 伊豆の踊子と比べても、会話が多いし、テンポも良くて前半はすごく読みやすかった。 冒頭から雪山と夕焼けの描写が話の区切りごとに出てきて、それが最後残酷さをもって回収されるところもよかった。 美しいだけじゃなく、初期と比べて構成も整っているように思った。 解説にある通り、書かれてることが少ないが、そこに全てが描かれているから、読み解くのはすごく難しい… 面白いけど、難しい…文章のうまさとテンポ良さで読んだけど、どういう話だったかと言われると難しい。けど、純文学ってそういう感じだよね。 - 2026年8月2日
こころ夏目漱石読み終わった高校の授業で下の遺書だけ読んだから、有名なところは知ってるつもりだったけど、最初から読むと結構違う印象だった。 まず、最初の100ページが上の「先生と私」で、後に自殺する先生と会って親睦を深めるところだけど、ここめちゃくちゃ面白い。 新聞連載っていうのもあるのかもしれないけど、テンポ良くて読みやすいし、先生の謎めいた雰囲気も相まって一気に読めた。 章の区切りも最後に引きがあるところで終わるからどんどん読み進められた。 下の遺書に効いてくる、奥さんとの会話も遺書に読み応えを出してくれる伏線?ではないけど、描写として効いてたから最初から読んでよかった。 中の話は、先生と私の関係性を対比する話として、一つの終わりを感じた。 解説で、私が「先生」と実の父を対比して、先生の方を重視している、どちらも死のきっかけに明治の終わりを意識している共通点がある。みたいなことが書いてあって面白かった。 下の遺書は有名な話だし、高校でも知ってたけど、上の奥さんとの会話を知ってからだと、奥さんの心情が気になった。 集英社の文庫本は最後に鑑賞があって、そこに奥さんについて書かれてたけど、これが良かった! 最初に読んでたときから、上では奥さんは先生をめっちゃ好きみたいに言ってたけど、遺書の中見るとKの方を好きなように見えてたから、女の人が男からの好意に気づかない訳ないしなー、Kとはデートしてるしなって違和感があった。 鑑賞のなかで、奥さんは全部気づいたうえで結婚してるし、生きてるって書いてあって、 そう見ると先生と私のインテリア気取ってるところとか、自分の後悔を永遠に引きずってる幼稚さも浮かんできて、より重厚味わうことができた。 主観や自意識に飲まれる話好きだから、こころは全部通してどんどん自意識が倒錯して、そのまま終わる話として読めて面白かった。 - 2026年7月29日
金閣寺三島由紀夫読み終わったなんとか読み終わった。難しすぎた… 内容もそうだけど文章も難しい。しんどかった… たしかに使ってる単語はきれい。 けど、中盤までの主人公が考えをこねくり回すところ難しすぎる。抽象的すぎて全然理解できなかった…頭いい人の思考回路って感じだった。曖昧な比喩表現使って具体性ないから難しい…主人公と三島がダブって見えた。 後半は割とスラスラ読めた。 比較的難しいこと考えるシーンなかったように見えるし、主人公も自分の考えがまとまってきて、ラストに向けて物語進んでたからかも。 作品全体から自己陶酔の匂いがすごいのに、コンプレックス持ってて、解説にも書いてあるとおりアンビバレントな作品だった。けど、コンプレックスの描写は表面的というか、自分に自信がなくて鬱って感じじゃなくて、コンプレックスに悩んでる自分に酔ってるような感じ。 ナルシシズムと美への傾倒が三島の特徴なのかな?読んでて文体とか陽キャっぽい感じした。 太宰は無気力でマイナスな自己陶酔だけど、三島は活力に溢れた積極的な自己陶酔って感じする。 個人的には太宰の方が好きだけど、解説読むと三島の良さも分かる。 三島は自分の理想に盲目的に一直線なタイプなのかな。友達にそういうタイプいるからなんとなく分かるな。太宰は鬱で三島は躁鬱って感じ? - 2026年7月19日
- 2026年7月19日
マリアージュ・マリアージュ(新潮文庫)金原ひとみ借りてきた読んでる - 2026年7月19日
人間失格太宰治読み終わった - 2026年7月7日
蛇にピアス金原ひとみ読み終わった買った鮮烈な小説だった。 綿矢りさとは違って、文章に比喩がほとんどなく、情景や起きたこと、主人公の考えが淡々と紡がれていくだけ。それなのに作品全体の雰囲気を作り出してる。それだけ、題材や設定が強烈なのかもしれないが。 ストーリーも止めどなく進んで一気に読んじゃった。起きることも強烈で目が離せなかった。 一瞬、シバの刺青彫るところは谷崎潤一郎の刺青みたいだなって思ったけど、それだけじゃない感じ。 若者の危うさみたいなものが描かれてる。 解説にもあったけど、タトゥーとかSMとかそういう題材の奥にある主人公自身の潜在意識みたいなもの?綿矢りさも書いてた、分からないもの、自分でも分からず言語化出来ないものが描かれてた。 小説の存在意義ってこれだよな。言葉にできない感情や感覚、そういうものをストーリーの力を使って表現できることなんだなって、気付かされた。 解説では強烈な毒気って表現されてたけど、たしかに刺されるような強烈な小説だった。 綿矢りさは夏の湿気みたいな不快感だけど、金原ひとみは刺すような冬の寒さみたいな感じ。 この二人が対比されるの分かるな。どっちもタイプは違うけど、方向性は似てる気がする。 二人の他のやつも読んでみたい。 - 2026年7月7日
蹴りたい背中綿矢りさ読み終わった解釈難しいけど、スラスラ読めたし、なんか心に残った。 みんな言ってるけど、文章上手かったなー。 数日前に読んだ安部公房よりも比喩の数多かったけど、全然くどくなくて、主人公の主観をうまく表してた。 ストーリーは純文学っぽいのかな?ちゃんと、要所要所でイベントがあって、ちゃんと進んでいく感じは感じたけど、あくまで日常を描いてるからリアリティがある程度の話だった。 純文学は話の筋じゃなくて、人の感情を読むものなのかもな。 会話がほとんどないのに、読みやすいのは文章のうまさもそうだけど、人の感情を書くのが上手いのかもって思った。 特に、わからないものをわからないものとして描写し続けるのが上手い。 主人公の気持ちも恋愛と主人公の嗜虐趣味が混ざってるのか、学校で上手くやっていけない自分を守るための蹴りなのか、あるは別なのか…分からないが、それをそのままで読ませるのがすごく良かった。 主人公以外の登場人物も正論を言ってるなって感じる瞬間もあるけど、みんなの輪にいるための、迎合した自分を正当化するための発言に思うこともあるから、みんな極端に見えて、正しさなんてどこにもない気がした。 全部が曖昧で、輪郭がはっきりしない。自分でも自分がわからない。若さってそういうものだよね。今もわからないままだけど。 それを上手く描けててすごいなって感じた。 結局、みんなそれぞれの主観で生きてる。高校生って、いや人間ってそういうもんだよね。 - 2026年7月5日
砂の女安部公房借りてきた読み終わった久しぶりに本を読んだ。 最近、仕事辛すぎたからこの本刺さったな。 安部公房は、舞台設定とか話の構成作るの上手いなって思った。解説にもあったけど、「世界の真相を最も小説的な方法で描いてる。」。 構造とか設定やキャラクターの思想が、世界の構造を暗喩、反映しているように思う。 砂掻きしないと水が貰えず死んでしまう。 誰にでもできるような仕事じゃなくて、自分にしか出来ない仕事をしたい。 男はそんなところから抜け出したい。 女はそれでも家を守りたい。 男と女は性交を通じて関係を維持したり構築したりしてる。 現代でも同じ。 男性は、仕事にやりがい感じなかったら辞めたくなるけど、やり甲斐があったり、何かしらの成果が出てれば残業多くても続ける。 女性は、仕事のために仕事をするのではなく、生きるために、プライベートを楽しむために仕事をする。 恋愛面倒くさいとか、お互いに求めるものが大きくなってるけど、性欲や利害が絡むと関係持ったりする。 昔の本読むと、今も昔も対して変わらないんだなって感じる。いつの時代も不快に思うことは同じ、生き方も対して変わらない。 ―罰がなければ、逃げるたのしみもない― 辛くなければ特に逃げる必要もないのは、そのとおり。 僕はいま仕事が辛いから逃げ出したい笑 少し前は仕事に不満があまりなかったから、あまり考えなかったけど。 現代の仕事だって大抵が砂掻きみたいな誰でもできる仕事なんじゃないかって思うもんね。 砂掻きすることに不満を感じるし、やり甲斐も感じないからストレスしかない、けどお金ないと生きれないから生きるためには砂掻きするしかない。 水を自分で作り出せれば砂掻きする必要ないから、同じように、みんな金ためて資産運用してFire目指してたりする。 最後は主人公も水を作り出す装置作れたから、いつでも逃げれるなって希望を持ったしな。 まじで、いつの時代も生殺与奪の権を他人に握られてるときは辛いよね。 - 2026年5月30日
新編 銀河鉄道の夜宮沢賢治借りてきた何篇か読んだけど、植物とか野菜とか動物がよく出てきて、この人の人生で触れてきたものがよく反映されているなって思った。 あとは、童話の特徴なのか、宮沢賢治の特徴なのか分からないけど、比喩とかメタファーが多くて解釈の仕方がいくらでもありそうだなって思った。 解説にもあった通り、生について書いてるってあったけど、読んでると話の軸には死が置かれてることが多い気がした。よだかの星しかり銀河鉄道の夜しかり。 やっぱり自然の摂理に触れてきたから、生きることについて考えてきたのかな? あとは、随所に、「よい人間になる」「よい行いをする」みたいな文言が出てきた印象だったから、いい生き方をするっていうのも教師をやって宮沢賢治のなかではメッセージとしてあったのかもしれない。 読んだやつ よだかの星 黄いろのトマト マリヴロンと少女 オツベルと象 銀河鉄道の夜 セロ弾きのゴーシュ 読んでみたかったやつ 双子の星、カイロの団長、シグナルとシグナレス、飢餓陣営、ビジテリアン大祭 - 2026年5月27日
飛ぶ男安部公房読み終わった「飛ぶ男」も読んだ。 文体が結構好きだった。未完だとどんな風に試行錯誤して書いてきたのかが分かって面白かった。 最後の十ページは、形容する表現が穴埋めになってたり、剣呑の設定だったり、小文字並子の会社で開発した技術の詳細を飛ばして書いてたりしてあった。 120ページくらいから新しい登場人物出てきたり、まだ整理されてないのか、これから話を広げるつもりだったのか分からないけど、ここから広げるとしたら上下巻に分かれるくらいの超大作だな。 この人元々理系なのか、設定に使われてる要素とか物の見方が理系的な視点だったりして面白い。 なんか作風が伊坂幸太郎と谷崎潤一郎を混ぜたような感じがして好きだった。 - 2026年5月23日
飛ぶ男安部公房借りてきた読み終わった「さまざまな父」だけ読んだ。 安部公房が気になって、雰囲気だけでもと思って読んでみた。読みやすいし、世界観独特だけどリアリティある。というか、突拍子もない設定が入ってるけど、現実を感じる。 結構好き。 砂の女も借りて見たからそっち読むの楽しみ。 - 2026年5月23日
新編 銀河鉄道の夜宮沢賢治借りてきた読んでる - 2026年5月9日
伊豆の踊子川端康成読み終わった『温泉宿』、『抒情歌』、『禽獣』も詠んだ。 『抒情歌』難しすぎるw 解説で三島由紀夫が、川端康成のすべての作品に通ずるものがあると言ってたけど、あんまりわからなかった…何度か読み直さないと理解できなそう。 一人のモノローグで語りで一編通してるのは初めて読んだ。力量の凄さは感じた。 あと、最初にラストと同じ時系列話を入れるスタイルは好き。 『温泉宿』は、最初の描写がきれいで純朴だけど、艶めかしい感じがして好きだった。 所々の描写とか比喩はすごくいい。 話は難しい…何人もの人物を順番に描写していく感じ。群像劇の原点的な感じなのかな? でも、きれいで純粋な女の子たちが、みんな最後は悲劇的な最後を迎える感じは、ほかの作品とも共通してるかも…って思った。 『禽獣』は、一番読みやすかった。 一番好きかもしれない。 ペットが死んでいく、死なせてしまう話だった。男が主人公だったからかもしれないけど、無感情で冷たい主人公。ペットに愛情を持ってるけど、飽きやすい。女に対する扱いの比喩として見ると、感慨深い。 愛情の強欲さ、惰性で世話をしているだけなのではという疑問的なものもリアルだった。川端康成の愛着についての悩みというか苦しみも少し感じるし共感もできる。 そういう男が処女を奪うという残酷な世界を描写しているのかもしれない。 きれいなもの、可愛いもの、幽玄なものが退廃していったり、壊れていったりする話が川端康成の特徴かもって思った。 解説にもあったけど、処女性がキーワードかも。処女が失われる残酷さのようなものがあるからこその処女の尊さ、みたいな? どの作品も処女の描写が美しい。美しく処女を描くのに力をすごく入れてる感じがする。 それと対比するように、大人の女は荒々しく、野性味があるように書かれてるし。 なんか川端康成すきかもしれない。 - 2026年5月6日
桜の森の満開の下・白痴 他十二篇坂口安吾読み終わった『桜の森の満開の下』と『白痴』が有名だから読んでみたけど、風博士が面白かった! 『風博士』は、ファルス(喜劇)っいうらしい。なんか、森見登美彦みたいな感じがして結構好きだった。この3作品だけでも、ジャンルの幅広さを感じれて結構好きだった。 『桜の森の満開の下』、『夜長姫と耳長』は、Sっ気を超えた残酷な女性が描かれてた。谷崎とか好きだから、こういう作風は好きだった。谷崎ほど性癖によっておらず、人間的なところとして描かれてたから、より良かった。 『戦争と一人の女』、『青鬼の褌を洗う女』は、無頓着な女が描かれてたけど、徐々に執着しているものが見えてきて良かった。書き方が上手いし、短編なのにストーリーの密度が濃くて重厚な感じがした。 『傲慢な目』は瑞々しい青春小説って感じだし、『南風譜』は特殊性癖なのかな?『白痴』と共通して、なされるがまま、批評も評価もしないただ受け入れてくれる存在の魅力みたいなものを感じた。 我孫子さんの本のネクロフィリア?死体に性欲感じるやつと共通してるかもと思った。 『白痴』は肉欲だけじゃなくて、純粋であるがまま、純真無垢な存在?感性?の尊さをより書いてあった感じするけど。 『姦淫に寄す』は、無欲な男が主人公だったけど、なんか切なかったな。 『アンゴウ』は、ミステリっぽいし浮気っぽかったけど、最後はちょっと涙出そうな愛おしさがあってよかった。 総じて、坂口安吾が書く女の人は綺麗だなって思った。可愛らしさがなく、綺麗。綺麗さの裏にある残酷さや、合理性、狡猾さ、諦観とかを持ついろんな女の人が書かれててただの幻想小説じゃないなって感じた。 最初は純文学っぽくないと思ったけど、読んでみると人間模様とか内面の葛藤が濃く書かれてて納得した。 - 2026年5月4日
- 2026年5月3日
読み終わった面白かった。 ただのホラーじゃなくて、ラストはせつないヒューマンドラマ味を感じた。最後の夜空を見上げる家族の描写のイメージがすべてだと思った。 どこか切ないけど綺麗な話。 ロボットものもそうだけど、人外がモチーフになってるものは人の情を感じる。 これも、家族愛がテーマになってた気がする。 作品の話だと、読んでる途中で先に「残穢」と「リング」読んでてよかったと思った。 この2つと共通点があって系譜を感じた。 地方の怪談がある1つの怪談が元になってるって構想は残穢と同じだし、その元になった人物が「家族が欲しかった」ってところはリングと同じ。 結局、怪談っていうのがそういうものなのかもしれないが… というか、最後の方まで普通にホラーだと思って読んでたけど、最後で急に家族もの、ヒューマンドラマになったから、ちょっと叙述トリックっぽかった。そういう意味でも、すごく趣向を凝らされてて面白かった。 怖さについて言及してなかったけど、今まで読んできたホラー小説全4作の中では結構怖い部類に入る気がする。 色んな人の取材記事やインタビュー内容を読ませる形式だったからなのかもしれないが、何人も同じような怪談を経験してるって思うと、どんどん身近に感じて、本当にあるんじゃないかと思ってしまう。 (それに最後の付録もあるし…) やっぱりそういうリアリティが怖さに直結するな。 あと、残穢を読んだ時に登場人物が多くて読むの大変だったなって思ってたけど、これは過去の記事をインタビュー内容を読む形式だったから、色んな人出てくるけど、覚えないといけない登場人物も少なかったから負荷はなかった。この形式いいな。 (残穢の方は家とか土地についての話だから、人名は必要不可欠なんだけど) 単行本はどうなってるのか気になる。 - 2026年5月3日
リング鈴木光司読み終わったエンタメ小説としてすごく面白かった。 ただホラー小説とは何かまだ分からない。読んでて怖くはなかった。 今まで読んできたホラー小説の中では一番怖かったけど、怖かったのは一番最初の智子の部分の描写が怖かったくらいで、それ以降はあまりそこまで怖くなかった。 むしろ、この小説は、愛と友情と勇気の話だなと思ったくらい希望を感じれる話だった。 呪いのビデオという得体のしれない超自然的なもの+1週間というタイムリミット、がギミックとして上質なサスペンスとミステリーとしても機能してるように感じて、エンタメ小説としてすごく面白かった。 もちろん、途中はそういった緊迫感とビデオの謎に押されて、中盤は一気に読まされた。 ファミレスで夜遅くまで読んじゃって、帰り道少し怖かった… 読んでて恐怖は感じなかったけど、やっぱり本能的に刷り込まれていたのかもしれない… 書き味も、エンタメに寄り過ぎないような情景描写や細かい心理描写が描かれていて、味わい深かった。 文自体も分かりやすく簡潔に書かれてて、すごく読みやすかった。認知負荷が少ないという感じではなく、分かりやすい文章という感じ。整理されたきれいな文章だなと思ったので、個人的に好きな文体。 最後の解説読んだ感じ、当時テレビやビデオやネットが普及し始めた時期だったのかな? そのため、電波に乗ったりデジタル機器を通じるモンスターというアイデアは新しかったように感じた。 新しい技術、得体のしれないテクノロジーから感じる抵抗感や恐怖感をうまく小説にしたから当時最恐のホラーと言われていたのかもしれないと思った。 いまは、ネットが当たり前だし、ネットのウイルスが身近にあるのが当たり前。それにコロナというパンデミックも経験してるから、今読むとそこまで真新しさを感じないけど、当時はすごく近い将来にあり得るような未来として実感持っていたのかもしれないなと想像した。 少し前に、朝井リョウの「イン・ザ・メガチャーチ」読んで、今の時代の流れを上手く描写しているし、直近に自分にあり得そうな未来というか、いまの姿を見せられているようで怖さを感じたけど、それと同じなのかもしれない。 ホラー小説という点に関して、最後の解説書いてた人が、今まで本を読んで怖いと感じことがないと言ってた。だから、必ずしもホラーとは読んでいて恐怖を感じるものではないのか? オカルトとか超自然的なものを使ったサスペンスなのか?科学やリアルに即したミステリーに対を成すものとして、ホラーというジャンルがある? その中間としていまの科学から一歩想像の世界に踏み込んだのがSF? - 2026年5月2日
リング鈴木光司読み始めた - 2026年5月2日
残穢(ざんえ)小野不由美読み終わった実際に旅するわけじゃないけど、ロードノベルっぽい感じがする小説だった。 読者から送られた怪談をもとに、同じ場所で似たような怪談を調べて、過去へ遡って何が起きたか見ていく。構成としてはエンタメとも共通点があってアイデアを感じた。 個人的にはあんまり怖さを感じなかった。 それに、ほかのレビューである通り登場人物が多くて読み進めるのが大変だった笑 穢れが感染していくっていう考え方は確かに怖いけど、実際に感染するという実感を感じれるようなストーリーじゃないから恐怖感はあまりなかった。 ただ、あくまで現実のなかでの話のように感じれる書かれ方だったのはすごく好きだった。 実際にはみんな普通に生活していたり、怪談を調べていくうち強くなる体の不調も昔の病気由来だったりと、リアルだった。本当にどこからどこまでが本当にあったことなのか分からない…というか全て本当にあったことなのでは?と思った。 そういう意味では、次に自分が引っ越したり誰かの家に行く怖さが常に付きまとうことになってしまった。 この本を読む前と後で、自分のリアルの生活に恐怖が付き纏うことになる。恐ろしい小説だと思う。 ドラマチックでなかったり、自分の思い過ごしだったり実際のリアルを小説に組み込む小説ってあまり読んでこなかったから、この作者のほかの本も読んでみたいなって思った。 文体は好き。さっぱりしてて読みやすいけど、なぜか人間味も感じれる。
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