
うみこ
@umico5
2025年3月16日

ひみつのしつもん (ちくま文庫)
岸本佐知子
読み終わった
運動も物干し竿の設置も何もかも想像でしてしまう岸本さん。「この世界は本当はぺらぺらした作りの書き割りで、見えないどこかで誰かがそういうことを全部決めているのだろうか。」は子どもの頃に読んで衝撃を受けた手塚治虫の漫画を思い出した。「空から落ちてくる雨粒の一つに住んでみたい。」もいいなぁ。ずっと言葉と遊んではる。言葉への感度の高さと想像力の逞しさが翻訳家という仕事を選ばせたんやろうなぁ。天職とはこのこと。


